甥っ子
大きな蓮の葉が波を起こしていた
目を瞑って、雅楽の音に耳を澄ましていると、舞殿に気持ちのいい風が入ってきた。この暑い日に外での挙式かよ〜と心配していたが、心地の良い風と和音の響きに、身体まで悠久の世界にワープした。
四年前に鎌倉に転居した甥っ子は、鶴岡八幡宮の挙式を選んだ。新婦は大阪の人。関西からの駆けつけたご親族もこの挙式にすっかり感動していたようだった。
甥っ子は幼い頃に両親の離婚、残された祖母の介護、奨学金を受けての苦学と、その半生は決して楽ではなかったはずだ。いつも笑顔で人生を切り開いてきた彼が、美しい伴侶を得て、ようやく家庭を持つ。心が潤みっぱなしになった。
鎌倉の友人らが多く駆けつけてきた。そうかこんなに友達がいて、こんなに愛されていたのか。今までの心配を一陣の風が、海へと運んでいった。
サーファーとご近所の呑み仲間らしい
2025年6月25日 17:55 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
コメント
こちらまで顔がほころぶ素敵なお写真をみせていただきました。
「おめでとうございます!」
(広い海…サーフィン…ひょっこり次男坊とすれ違っていたりして、、なんて勝手な想像してしまいました。)
幸せが伝わってくるお写真、どうもありがとうございました。
A)
ありがとうございます。
鶴岡八幡宮の式を外からときどき見ていましたが
まさか舞殿に上がることになるとは。
時おり吹いてくる風は、祝福しているかのようでした。
息子さん、湘南ボーイなんですか。
2025年6月26日 09:56 | ゆみゆみ
弟さんのお子さんですね。幸せ一杯夢一杯でしょう!おめでとうございます。
これからの人生、共に楽しんで〜!と言いたいです。
我らも健康で過ごせる人生に乾杯!です。
A)
ありがとうございます。
みんな年を重ねて、ここまで来てしまいました。
次の人たちに、なんかバトンタッチしていくみたいです。
残りの人生を謳歌しなくては〜!
2025年6月27日 20:35 | たみ
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