シダレヤナギ




長く垂れ下がったシダレヤナギの枝が、風と光に遊ばれて池の上で気持ち良さそうです。樹々の中でもいち早く緑になるのがヤナギでしょうか。五メートルくらいに伸びた細い枝々には、花の芽も吹き出しています。柔らかく撫でるような風には、糸のようにそよぎ、雲間から光には淡い緑の陰影で応える。春の楽しみのひとつです。
柳といえば銀座には「柳通り」と呼ばれる細い並木道があって、百本以上のシダレヤナギが植えられていました。いろんな理由があって抜かれてしまったようですが、一度は「銀座の柳」に酔った頬を撫でられてみたかったと、常々思っているのです。



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コメント

失礼します。
しだれ柳の写真綺麗に撮れていますね。
柳の花って始めて知りました。もうこんなにも葉がでているのですか。
まだ桜が咲かないと言うのに、ここだけは五月を思わせるような雰囲気ですね。
五木寛之氏が、しなう心を持つことが大切だとおっしゃった事が思い出されます。

A)
こんにちは。
柳はいつのまにか緑になっていて、毎年こんな時期を見逃しています。
たしか桜よりも少しさきに新緑になるはずですよ。

しなう心をもつには、どうしたら良いのでしょうね〜(^^♪

2012年4月 2日 16:50 | たま

「青い芽をー吹く、銀座のやーなーぎー」と口ずさみ度く成る樣な、春を感じさせる良い寫眞だなぁ。銀座と言ふと、柳の有る表通りより、どふしても昔の並木通りを思ひ出してしまふ。歌舞伎役者なのに洒落た洋服を粹に着こなして居た三代目市川左團次や、老生が勝手に日本のデヴィッド・ニーヴンと名付けた十朱久雄によく逢った通りで、ドッブスと言ふ變った柄の輸入服を扱ふ店や、モンテチェルビノ(イタリヤ語でマッターホルンの事)と言ふ小じんまりした洒落た靴屋が在った。
今は、彼等も此の世に居ない。店も無い。すっかり樣變りして、銀座と言ふより西洋の街の通りの樣に諸外國の有名ブランドの店名が並んだ通りになってしまった。

A)
藤山一郎が歌う「東京ラプソディ」がラジオから流れると、
父はご機嫌に鼻歌を歌っていました。
子供心にこの歌の最初だけは、よく覚えていて
銀座の柳の下で〜〜♬
を聴くたびに外国のようなギンザを、想像していました。

東京に住むようになってからは、毎週末のように銀座ブラ。
専門店がどれも驚くような品揃え、そして粋なおじさんらが
ピッシと決めて、良い大人の雰囲気を醸し出していました。
あの頃の良き銀座を父に見せてあげたかったと、今思います。

雅蘭洞さんは、銀座もよくご存知ですね(^^♪
きっと専門店でオーダーメイドの服を仕立てていたのでしょう〜

2012年4月 2日 22:28 | 雅蘭洞英齋居士

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