サギおじさん
「サギおじさん」といっても、AIJの社長さんの話ではありません。
このアオサギ、じつはあるおじさんとグルになっていた。池の淵で長い首をS字にしたかとおもうと、突然首先がビュンと水面に突き刺さり、小魚をクチバシにくわえている。まことに鮮やかな早業で、何度かクチバシを動かし、小魚をゴクリと呑み込んでしまう。素晴らしい!
さてこのアオサギの側には、相棒のおじさんがいた!驚きの事実がそこに!
池の淵にいるアオサギの足元に向かって、小さな固形物を投げ入れているおじさんがいた。アオサギは、それが水の中に落ちると首をS字に曲げて、攻撃の形を取る。そして小魚をゲット。おじさんが淵を歩きだすと、その後ついて行く。たまらずに聞いてみた。「もしかしたら魚の餌を投げ入れているのですか?」『もう5年になりますかね。この池はブルーギルが増えてしまって、あいつに食べてもらっているんです。もうペットのようなものです』ブルーギルとは、ブラックバスと同じ外来魚の一種で、鯉や鮒の稚魚を片っ端から食べていく嫌われ者なのだ。餌がポーン→首がS字→パックン→ゴックン。おじさんのコントロールの見事なこと。アオサギの目の前に次々と餌が沈んでいく。パック〜ン!パチリ!
呑み込むまでが早すぎる〜
近寄ると逃げるはずのアオサギだが、こいつはじつに人に慣れていて、見ていても逃げない。この名コンビとしばらく池の淵を歩いた・・・。よく工事現場を日がな一日見物している人がいるが、そのような世界に入ってしまった半日だった。
外でもペットを飼えるんだなあ〜 そして相思相愛のコンビ、素敵でした。
2012年4月 3日 15:11 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
外でもペットが飼える(笑)
なんてすてきなコンビでしょう。
以前、カラスを肩にとまらせた、
ホームレスのおじさんを見たときも感動しました。
ついこないだは、電車で、目の前のおじさんが、
リュックを開けたとたん、長い耳がぴょん!
顔半分出して、鼻をひくひくさせながら、
実におりこうさんに電車にのってるうさぎさん。
うさぎさんといっしょにお出かけもできるのですね~感動!
A)
このおじさんは静かな方で、サギには一言も話しかけません。
しばらく一緒でしたが、質問に答えただけでした。
おじさんが早足で移動すると、サギは空を飛び、探して下りてくる。
これも凄い!
5年間の静かなお付き合い、羨ましいものでした。
以前掌に餌をのせ、雀に与えているおじいさんがいましたが
これも凄いワザでした。
どんな動物でも、信頼関係を結べるのかもしれませんね〜♬
2012年4月 3日 16:42 | ぷりん
ほろっとするような光景ですね。
無口な人と言うのがさまになっています。
信頼関係でしょうか。
鳥小屋で飼われているペットより幸せな感じがします。
無口な人だからアオサギも安心して近ずける様に見えますね。
テレビで川ガラスの写真を撮り続けていらっしゃる番組見ましたが
写真を撮られている方もひょとしたらそんな人かもと想像しています。
餅投げの歌にコメント有難うございました。感激です。
A)
そうなんです。
こちらも何も話さず、静かに付いて歩きました。
100カットくらいは撮ったでしょうか。
本当に羨むような関係でした。
近くを通り過ぎても気がつかない人が多くいました。
きっと知られない方が、良いのかもしれませんね。
仁淀川のカワガラスですね。
あの方も子どものようなカメラマンでした。
餅投げの歌、良い歌でしたね (*^-^*)
2012年4月 4日 17:05 | たま
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