はぜかけ
先日訪ねた昭和記念公園の一画に、こんな風景があった。すでに刈られた稲が、はせ(地方によっては、ハサとかハザともいう)に掛けられている。「はぜかけ」という。干された稲は、雨や朝晩の露、風や陽に繰り返しさらされることで、葉や茎に貯まった栄養分をモミに移していく。だから、はぜかけで自然乾燥させた米は味が良いらしい。
はぜは、南北の方向に伸びるように組むのが普通だ。つまり陽はハゼに対して垂直に動くので、裏と表にもまんべんなく陽が当たるというわけ。なるほどである。
2012年11月14日 13:45 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
なるほど、なるほど。自然の力って凄いですね。
葉や茎に貯まった栄養分をモミに移したり、太陽の力を存分につかったり。
人間の知恵や経験も、自然をより生活に役立てるのですね。
新米を土鍋で炊こうかなぁ。
私は先日、落花生の干したのを見ました。ぼっち、と言うらしいです。
こちらの新豆も待ち遠しい!
それにしても、写真、いい色合い!
A)
ぼっち!
面白い名前なので調べました。
晩秋から初冬に、落花生畑に高さ1.5m、直径1mほどの茶色の小山が幾つも並ぶ。
落花生の株を引き抜き、豆が付いている根の方を上にした状態で、10~15日ほど天日に干した後、株の根の方、豆が付いている方を円の中心側にして円筒状に積み上げて一ヶ月ほど野積み天日乾燥させる。
野積みされた落花生は、「ぼっち」と呼ばれ、北風に当て、一ヶ月ほど乾燥させる間に、実の苦味が抜け、甘みと油がのると言う。
逆さにするというのは、稲と同じですね。
魚も干す時は、逆さにするんだっけ!?
いやはや不思議です。
落花生を焼酎にした「ぼっち」というブランドがありました。
2012年11月14日 16:06 | かに
懐かしい光景です。
籾の乾燥機が普及されるまでは、はさ掛けでした。
脱穀してから又むしろに広げて外に出したり入れたりの
繰り返しでした。
乾燥機を買って手間は省けましたが、最初は「これ新米」と疑いたくなるほど
ご飯がまずいと思った事を良く覚えています。
何でも手間を掛けたものはやっぱり美味しいと思っています。
A)
秋になると畑には、いろんな光景が見られます。
農家には、大根や柿がぶら下げられたり、北海道なら、干し草ロールなんかが。
とくにはさ掛けのある景色は、なんとも穏やかな気持ちにさせられますね。
手間をかけたものは美味しくなりますね。
お料理もそうだし、子育てだって、たぶん同じ。
秋は、どれも美味しいです〜(*^-^*)
2012年11月14日 22:58 | tama
北海道の風景大好きです。
広々とした平野に丸い形をした物が点在してました。
「干し草ロール」と言うのですか。ガイドさんから牛の飼料だとは聞かされましたが。
あの広い田畑に余り雑草が生えていなかったのには驚きでした。
A)
広大な丘に干し草が点々とある。
曇り空から光が降りている・・・
そんな景色を見ました。
果たして干し草ロールというのかは、分かりませんが・・・
札幌の歌会に、こんな歌がありましたよ。
牧草ロール
季節を
閉じ込めて
一冬の
命の糧となる
一時期、ロールケーキが人気になりましたが
牛たちが美味しそうに食べる姿が想像できるし、作者の温かな目線を感じました。
刈り取った後のスッキリには、訳があるのかもしれませんね。
2012年11月15日 12:53 | tama
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