甘い香り
誘うような甘いコロンの香りを漂わせて、密かに、秘めやかに、クチナシの花が咲いた。初夏、白い花が次々に咲いていくなか、トリは私よと、白鳥が舞い降りてきたかのような佇まいで浮かび上がる。そしてその香りと白色の美しさで、こちらの心を妖しく揺らす。
2013年6月 6日 13:23 | カテゴリー: 歩キ眼デス
「歩キ眼デス」。これはいったいなんであるか!?
WalkingとWatchingを合わせた造語なんです。もう20年続けているWalking。
歩きながらの「見た・思った・考えた」を書き記していきます( ^~^ )/
アルキメデスの原理よろしく、ソコに身をおいて、どれだけの発見が溢れてくるか楽しみです。(^ ^♪
Profile 五行 はこべば
2013年6月 6日 13:23 | カテゴリー: 歩キ眼デス
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コメント
クチナシの花を見るとまず思い出すのはこの歌です。
小さなしあわせ それさえも
捨ててしまった 自分の手から
くちなしの花を 花を見るたび
淋しい笑顔が またうかぶ
くちなしの 白い花
おまえのような 花だった
哀愁を感じさせる歌です。
歌声が聞こえてきそうです。
A)
じつは、母が一番好きな俳優は、渡哲也、そしてこの歌。
テレビに出ると、父が台所に向かって、「お〜い、恋人が出てるぞ〜」と
囃し立てていました。
母はエプロンで手を拭きながら、やって来て、ウットリ。
懐かしい思い出です。
2013年6月 7日 08:40 | tama
くちなしの花を見ると先づ想ひ出すのは、ヴェネチアを舞臺にした映畫、日本語題名「旅情」のラスト・シーンである。
サンタ・ルチア驛で、男(ロッサノ・ブラッツィ)が見送りに來て呉れる筈だ、と氣を揉み乍ら窓から身を乗り出して待って居る女(キャサリン・ヘッパーン)の手元に、列車がプラットホームを離れる寸前に漸く間に合った男が小箱を手渡さふとするが、小箱は届かず、地面に落ちてしまひ、その小箱から、落ちた「くちなし」の花が寫されるラスト・シーンは印象的だった。丁度、昭和30年、就職した年の九月頃に觀た。
此の映畫の脚本の英語版を、英語の教材にして日比谷公園で友人と英會話の勉強をした事を昨日の事の様に覺へて居る。
A)
ご返事遅れました〜
まあ、素晴らしい記憶。そして映画への傾倒・・・
なにごとにも一途だった青年、雅蘭洞さんの青春のワンシーンが
ひしひしと伝わってきます。
好きな映画を英語の教材にすれば、スイスイと言葉が入っていったのでしょうね。
では、フランス語は、恋人から!? (*^_+)
2013年6月 7日 18:44 | 雅蘭洞英齋居士
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