江ノ島
若い頃、夏になると江ノ島の海で青春をしていた。週末、友人との約束は「海の家、クロンボの前で」。クロンボなんて懐かしい言葉だが、夏の終りには、みんな真っ黒になっていた。海が夕日で輝きはじめると、湘南の海を見おろせるコジャレタ店に寄って、必ずといっていいほどジンライムを頼んだ。わずかに残るサンオイルの匂いと青春の一瞬を濃縮したようなジンライムの香り。恋人はいなかったけど、夏の一日の終りを仲間たちと共有し、音楽や女の子の話に夢中だったなあ・・・
そんなことを思っていたら、デッキで話をしていたオーナーらしき女性が、手づくりの料理を運んでくれた。コヒー一杯では申し訳ないと思いビールを頼むと、またいくつかをトッピングし、「出来たばかりのお店なんです」と言って置いていった。デッキにいる若者たちにもお礼を言って、サザンのBGMを聴きながら深く椅子に沈んで、思い出の続きを探しはじめた。
2013年6月11日 14:25 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
「夏がく~れば思い出す・・・♪」
混雑前の江の島での 至福のひと時 素敵な時間を過ごしていらっしゃる・・・ 良いですね~
予定より長く9日に帰宅しました。
15日 お天気が良い事を願っています。
宜しくお願いいたします。
A)
お帰りなさい〜雨を連れて帰ってきましたね(^_-)
この頃、海に潜ればアオヤギが採れました。
海の家にプレゼントすると、半分くらい刺身にしてくれました。
じつは、海の家なんて使わず、パラソルを借りただけなのに、数年間、仲良くしていました。
小学生の女の子、そしておばあちゃんはどうしたんでしょう。
15日、やはり晴れた方が良いですよね。
お待ちしています〜♬
2013年6月11日 15:22 | おかいこさん
江の島、懐かしい響き。先の戰の後、鵠沼海岸の疎開先に其の儘住み着いて、大學を卒業する昭和三十年迄の十二年間を過ごした第二の故郷である。
その頃は片瀬から江の島迄、木の桟橋で結ばれて居り、颱風の度に流されたり、足元の木の板が剥がれて、歩くのに、ピョンピョン跳んで歩かなければならず、女子供には難しかった。
良く江の島の東濱の漁師町の、知り合ひの漁師の家に、母のお供をして細い曲りくねった險しい道を通って、新鮮な魚を買ひに行った。今はヨット・ハーバーになってしまひ、昔の面影は無い。
A)
12年間、海の空気を吸って、美味しい魚を食べて健康体が作られたのですね。
もしかしたら名物のアカフンで泳がれていたのでは?(^_-)
江ノ島へは、木の桟橋だったのですか。
今は立派な道路になりましたが、時化の時は車にも波が被さりますよ。
江ノ島の昔の写真がありました。
http://fl10sec.blog.shinobi.jp/江ノ島小屋/江ノ島の昔の写真を集めてみました。
2013年6月11日 18:52 | 雅蘭洞英齋居士
青春を江の島で過ごされたなんて、なんてお洒落な響きなんでしょう。
私はサザンの🎵江の島が見える〜と言うフレーズが、一番最初の江の島でした。何年か前に初めて行きましたが、江の島水族館の海月を何時間も見ていたので、他にどこも行けませんでした。お洒落なお店にも行かず、水族館の裏から海に出て、缶コーヒーとあんぱんを食べた記憶があります。
今度はゆっくり行って、こんなお洒落なカフェに行きたいです。
ジンライムか・・・夕陽を見ながらですね。
A)
鎌倉から江の電に乗って、江ノ島コースが良いと思いますよ。
江ノ水のクラゲは、女子に人気あるようです。
江ノ島といっても、オシャレであったかどうか〜
ただ、ジンライムの味は忘れられませんね。
このカフェ、長くもつかどうか、わかりませんよ・・・
2013年6月11日 19:35 | かに
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