石鎚山 (日本百名山・74座目)
日の出前の高松駅。誰もいない
N君に、松茸讃岐うどんやら海の幸コースをご馳走になった翌朝、早起きをして石鎚山を目指す。高松〜伊予西条〜石鎚ロープウェイ〜石鎚山のコースだ。ロープウェイの出発駅の温度計を見ると4度。駅員に聞くと、上の駅は0度を切っているだろうと言う。う〜む・・・台風が去ったとはいえ、風が強いし、かなり冷え込むはずだ。また、朝方まで降っていた雨の影響もかなりあるはず・・・。登る前から不安になる。まあ、ダメなら、そこで引き返そう。
石鎚山は、西日本の最高峰の山だ。ロープウェイの上がっていく斜度も目眩がするほど急角度。おまけに風が強いらしく、かなり揺れる。高所恐怖症の症状が出てしまい、思わず目を下に向ける。なんとも気持ちがワル〜。山頂駅に着くとガスがかかっていて、この空気は冬バージョンだ。すぐに新品の赤のゴアテックス上下を装着。お〜暖かい。手拭を頭に蒔いてから、フードを被る。アタックザックに昼食と飲み物、キャンディ、そしてフリースを詰め込み出発。
少し上がると、何人かが登山口が分からずウロウロしている。ガスで先が見えない上に、看板の表記が怪しい。ここで20分間のロスタイム。頂上までは約3時間だ。少しずつ稼いでいけば、何とか予定通りに着くだろう。しかし、楽しみにしていた紅葉が見えないのが悔しい。グイグイと登る。途中から風が強くなる。やがて耳元から風の音が絶え間なく聞こえるようになり、喧しいことこのうえない。
しかし階段の多い山だ。後半は、これでもかというように階段が、次々に現れる。おいおい、勘弁してくれ〜と口にする。何度も小休止をするのだが、風が強いので、ゆっくりも出来ない。力を振り絞って、歩を進めていくと小さな小屋が見えた。山頂小屋だ。やっと到着。百名山の75座目を制覇。
振り返ると、ときどき霧が消えて石鎚山のピークが見え隠れした
始めてのパノラマバージョンで撮ってみる
2013年10月30日 17:14 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
昨日今日としみじみ楽しませていただきました。
男の友情、涙がでそうなくらい、うらやましいなあ。
正しい青春、そんなふうに過ごしていた人たちがいただなんて
目が眩みそうです。山登りもその続きなんでしょうねえ。
A)
あの時は、みんな苦しい生活をしていましたが、楽しかったなあ。
将来に不安なんて微塵もなかった。
今より苦しいなんて、ありえないと思っていたから。
僕も彼がいたから、頑張れたのかもしれません。
山になぜ夢中になれるのか!?
分かりません。
なぜでしょう・・・。孤独になれるから? (^_^;)
2013年10月30日 19:46 | ~ふ~
解説をたどりながら写真を眺めていると山の中にいるよな気分にならされます。
私だったら竦んでしまいそうな風の中を制覇された
百名山は感慨無量だったことでしょう。
とても綺麗な眺めです。ありがとう(._.)
A)
百名山だけ登っていれば、もう達成していたなあ〜
と、思うことがありますが
良い山は、百名山だけではないので、道草をしながら目指していきます。
風は、風速で40メートル近い場所がありました。
気温も低いので、かなり辛かったです。
ゴアテックスというウェアが、雨風を防いでくれたので助かりました。
石鎚山は、見事な紅葉だったのだと、ガスが切れてから分かりました。
ちょっと残念でした・・・
2013年10月31日 11:49 | tama
百名山にはいっていなくても見晴らしの良いお山は
たくさんありますから登れる間に楽しんでください。
それにしましても風は台風並みですね。
良く持ちこたえられました。
よほど足の踏ん張りがお強いのですね。
A)
山で一番怖いのは、寒さより風です。
少しでも弱くなれば良いのですが、高地では吹きっぱなしなので
岩の陰に入ると、ホッとします。
今週末は、近郊の小さな山をのんびりハイクしようかと〜 (^^ゞ
2013年10月31日 21:40 | tama
いいな! 落ち葉の階段♪
A)
初めはそう思っていました・・・
しかし、いつまで、続くのだと、ゼ〜ゼ〜しながらの登りで、飽きました
百名山のなかでも、こんなに階段の多い山はほかにないかも (*_*;
2013年11月 1日 03:20 | 空
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