春寒(はるさむ)


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重ね着を解きはじめた木蓮に、椿に冷たい雨が落ちています。こんなに待ちこがれているのに、思わせぶりの春は、なかなか近づいてくれませんね・・・・
花たちの呟きが聞こえてきそうなお彼岸の雨。今日一日続くようです。


コメント

 いつもながら綺麗なお寫眞ですね。
かふ言ふ椿を見て居ると、いつも「春眠不覺暁」の孟浩然の詩を想ひ出すのですが、「花落知多少」の花の音は、寢て居てもぱさっと落ちる音が聞こえるのは、花ごと落ちる椿なのでせうね。
 昔の侍は椿は花が首ごと落ちるので、嫌がったらしいですが、寫眞の樣な存在感のある大振りな花だと確かに、落花の音が枕元に聞こえるでせう。

A)
今、まさに落花の頃・・・、いくつかの花が落ちていました。
パラパラと落ちる山茶花と比較し、ああ〜やはり、これは椿なのだと納得。
散り際のそれぞれに多くの歌や狂歌などがあるのではないでしょうか。

椿の下に小川が流れ、落花を運んでくれれば
褪せていく姿を見なくてもいいのに・・・

そんな思いの椿の終演です。

2014年3月25日 11:20 | 雅蘭洞英齋居士

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