木の芽風


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この時期の風をこう言うらしいが、昨日今日と吹く風がなぜか冷たい。おまけに夜は温度も下がるので、駅に立っていると、一枚余計に持ってくれば良かったと後悔する。桜が終わって、レンギョウやヤマブキの黄色に目を奪われてしまうが、木陰ではハナニラやシャガ、スノーフレークの花が風に揺れていた。


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スノーフレークは別名「鈴蘭水仙」


昨日の歌会で、こんな歌が一席に。

美の女神が
身投げする
瞬間を止めたよう
水際の

作者はきっと土手の桜の枝を見て詠ったのだろう。水面に向かって枝を伸ばす桜の姿を見事に表現している。


コメント

木の芽風!木も成長するために、冷たい風が必要なのでしょうか?
人間ならなおさら!
シャガやスノーフレークが清楚で、心洗われます。

お歌、素晴らしいです。
でも、見投げする、とは少々哀しい響きですね。
最高に美しいことを現されているのでしょう。凄いですね。

A)
その一席の歌は、熖太先生の作です。
ハッとするような美しさです。
多くの支持を得ていましたよ。

久々の一席だとおっしゃっていました。

2014年4月14日 14:27 | かに

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