オトシブミ


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笑ってしまうような首の長い虫だ。オトシブミという甲虫、ゾウムシの仲間。この変わった名前は、江戸時代、他人に分からないように恋文などを道端に落とし、意中の人に渡す「落とし文」から来ている。

まあそれにしても首が長い。ピンが甘いのではっきりは分からないが、「アカクビナガオトシブミ」のオスではないかと思う。この虫はよく飛ぶ。カメラを近づけると、羽を開いてフワッと飛んでいく。その姿がなんともユーモラスなので、つい目で追って楽しむ。


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新緑のころ、広葉樹の森で「落とし文」のような筒状に巻かれた葉が落ちていることがある。じつは、この「落とし文」には卵が産みつけれて、孵化した幼虫はその葉を食べて成長する。生き物の世界には、いろんな子育てがあるものだ。



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近くで見つけたこんな葉っぱ。これもそうかな!?


コメント

面白い虫ですね!私は見たことがありません。名前もユニーク。

何故、首が長いか?
オトシブミで渡された、ラブレターの返事を、首をながーくして、お待ちしております。

A)
このネーミングに、触手を動かすと思いました〜 (^^ゞ
時間ができたら、オトシブミの作り方を見てください。
パワーとテクニックに驚きです。

首が長いのはオスだけです。
落したはずの手紙は、いま何処へ〜〜?  

2014年5月29日 14:42 | かに

おもしろいねぇ〜!
『オトシブミの揺籃』・・・見入ってしまった。
最後の写真・・・間違いなくオトシブミの揺籃だね。
揺籃 (ヨウラン)とは『ゆりかご』の事で・・・一ヶ月ほどで成虫のオトシブミが現れるそうである。乾燥させないで保存すれば容易に成虫を見る事が出来るとある・・・是非とも挑戦を!!!

A)
そうか〜、撮っておいてよかった。(^^; 
一ヵ月で成虫になるまでの姿も見たいね。

たぶん、サナギになるな・・・(^^♪

2014年5月29日 17:27 | 権之助

メスの凄ワザに感動です!
そして この虫に命名した江戸時代の虫博士?も
なんてロマンチスト。良き時代だったのでしょうか?

新発見の連続で 目が離せません。

A)
メスのひたむきさに感動〜〜
「揺籃」は衣食住の全てなんですね

昆虫少年だったので、ついつい追いかけています・・・(^^)V
養老先生もやくみつる画伯もそうですよ。

期待されると、もう ムシするわけにはいきません〜

2014年5月29日 17:28 | おかいこさん

この虫はあまり知りません。
名前も虫自体もユニークですね。

触覚で餌を探すのでしょうかね。上手に葉を巻いてますね。
ミノムシでも細い枝を集めて巣を作りますが。
人間の赤ちゃんは周りの人に教えられて覚えて行きますが
生物は持って生まれた本能でしょう。
これも不思議の一つです。

A)
巣を作る動物は多くいます。
昆虫であれば、蟻、シロアリ、蜂、トビゲラ・・・
オトシブミは、あまり紹介されていません。

それにしても、あの固い葉を・・・
あの葉を選んだのは、敵からの防御のためでしょうね。
それにしても二つ折りにする作業なんて、どうして覚えたのでしょう〜 (^^;) 

2014年5月29日 22:50 | tama

初夏の季語ですね。

落とし文風が運びし日の記憶  稀香

A)
あら、良いじゃない・・・
手紙をギュ〜かな

今はメールだからねえ。消去くらいしかできない。

5年ほど前、陣馬山でハンカチ落しをしている、青年男女15名くらいを見ました。
みんな開襟シャツを着ていたような残像があって、好い光景でした〜〜

出し入れを
繰りかえすうちに
記憶は
着替えをするらしい
ご主人に内緒で

かもしれない・・・・(^^; 

2014年5月29日 23:34 |

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