2014年6月
「ごめんね。悪いけれど、ちょっとファイルから葉書を出して良いかな。葉書のね、記念撮影をするの」と言って、ここ数年、週末に書いては送っている葉書の一部を、母のファイルから出して並べた。随分書いたねもんだ。何気ない話を会話するように、サラッと書くことを覚えたので、どれを読んでも季節感なんかありゃしない。ホームの方々も読んでいるらしく、いつのまにか、有名人になっていた。
こうして並べてみると、圧倒的に多いのは、星野富弘の絵葉書。母がまだ元気な頃、群馬県の彼の美術館まで一緒に行った。その時に、大量買いした絵葉書が、こうして日の目を見るとは・・・他には、星野道夫の動物シリーズや友人から手に入れた絵葉書など、どれもこれもが懐かしい。絵葉書は、送られて、幸せになるのだね。
まあ〜苦労知らずの指だね〜と、ニギニギしてパチリ
2014年6月30日 18:11
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ハーフタイムまでは、期待感があった。しかし・・・惨敗・・・これが現実か。ウインブルドンの錦織選手に期待して、頭をスッキリ切り替えよう。
さて、ORMACの続き・・。発見は、ラミーカミキリだけではない。蕺草(ドクダミ)の八重を初めて見つけた。真ん中の「花序」から白い苞がフリルのスカートのように広がっている。以前、写真で見たことがあったが、じつに不思議な形状だ。葉っぱがなければ、分からなかったかもしれない。
さて次は「モリアオガエル」の卵だ。杉の葉に産みつけられている。Oさんが、オタマジャクシを確認しているから間違いはない。ちなみにこの木の下には、水がない。ポトリと落ちて、オタマジャクシはビックリするのではないか。なぜこんなところに産みつけたのか、これも不思議だ。
そして花の蕊をむさぼって食べているマメコガネ。アメリカでは農業害虫「ジャパニーズ・ビートル」と言われ、嫌われている。しかし、やや湿気のある午後、無心に蕊を食べるコガネムシを見ていると、甘く幸せに包まれた時間なのだろうとなあ、と思えてくる。
そして最後は、燕だ。四羽が親が運ぶ餌を待っている。目の前を虫が通過した瞬間、ヒナたちは、一斉に顔を左右に振った。餌だということが分かっているのだ。
親が帰ってきた。チィチィチィと鳴き、大きな口を開ける。あっという間に餌やりが終わる。おや、写真を見ると、真ん中に小さな一匹がいるではないか。そうなんだよな〜、最後に生まれた子は、どうしても餌を口にできず、育ちが悪くなる。無事に巣立ちができるのだろうか・・・自然界は、厳しい。
*明日から北海道です。少しお休みします。
2014年6月25日 12:29
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その時、間違いなく元昆虫少年は「ラミーカミキリだ」と呟いた。脳のどこかで反応し、私にラミーカミキリと教えた。半世紀も忘れていたカミキリムシの名前だ。それも図鑑でしか見たことのなかった昆虫を見て、脳は電光石火の如く記憶の扉を開く。人の名前はすぐに忘れるというのに、こんな名前がスッと出てくるとは・・・。
カミキリムシほど、少年の心を動かすものはない!?
ラミーカミキリが出ると、ルリボシカミキリだって出てくるわけで、その美しい色とカタチを再確認していると、おやまあ〜!?。頭と胸部の模様が、とぼけた犬にそっくりではないか〜。これは、今まで気がつかなかった!
2014年6月24日 11:16
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人生、下り坂、サイコ〜
今回もお天気に恵まれ、第三回ORMAC「緑の大多摩ウォーキングトレイルを歩く」が終わった。雨上がり、そして下りが多かったので、滑ってケガ人が出るのではと心配だったが、皆さんきっちり山靴を履いてきたので、全員無事に踏破し下山。めでたし、めでたし。
怖い人、ちょっと怖い人、怖くない人
じつは、ひと月前にこのコースを下見をしていた。「山登り初めて〜」の参加者もいたので、この登りはキツいかなと、下りのコース(レベル☆)に替えた。アルキメデスにとっては、反省会のための準備運動みたいなものだったが、それでも十分に楽しめた。なんといっても、この会は「Old Rookies」なのだ!
人生、山あり、谷ありを実感する
隊員の写真から(上/菅谷氏、中・下/野間氏提供)
2014年6月23日 13:26
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まあ、どれくらい両親は餌を運んだんだろうね。丸々とした三羽(もしかしたら四羽!?)が、可愛い顔で親の帰りを待っている。運んだのは餌ばかりではない。マイホームだって、泥を口に含んで何度も運び、頑丈につくりあげたのだ。たいしたもんだなあ〜と感心しながら、我が半生を振り返った。
ツバメは古くから里山の自然の中で生きてきた、人と自然との共存を象徴する野鳥だ。最近は、大都市でもヒナを育てているものの、巣立つヒナの数は郊外に比べて少ないことがわかっている。ツバメが姿を消すとき、それは私たちにとっても懐かしい風景も消える時なのかもしれない。温かく見守りたい・・。
*ギリシャに引き分けて、サポーターの顔はサムライブルー。コロンビア戦は、もうサムライではなく、落ち武者となって一矢を報いてほしい。 \(^O^)/
2014年6月20日 12:06
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ノウゼンカヅラがアーチに絡んで、もういくつか花を咲かせている。ここはアササンコースの好きな場所のひとつ。ここを通ると、ちょっとだけ温度が下がるので、スピードが緩む。コースは神田川に沿っての全長約4キロ。主役は川沿いに植えられている桜とハナミズキだ。その他にもハゴロモジャスミンやツツジ、アジサイ、ヤマブキなども植えられ、四季に渡って散歩が楽しい。山登りの体力強化に、歌作りのヒントに、仕事のアイデア出しに、アササンは未来につながっている、と思っている。
2014年6月19日 16:22
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ちょっと、高いところから撮りました
週末のお天気が微妙である。ORMACが開催できるかどうか、朝晩、天気図をチェックしている。「おかしな天気」。こんな表現をいつから使い始めたのだろう。「梅雨がない」と言われる北海道だが、6月に入ってから、長雨が続いているらしい。これを地元では、蝦夷梅雨という。今月前半に内陸部では37度超えを観測するなど記録的な猛暑が続いたが、その後10日連続で雨になった地域もあり、北海道もいよいよ梅雨が定着するのかもしれない。
今朝のアササンは涼しかった。クチナシは妖艶な香りを漂わせ、アジサイは雨いくらでもOKと、花びらを空に向けている。
もう、クラクラ。辺一面、湿度をふくんだ甘い香りが支配している
2014年6月18日 14:35
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フラガール!といえば、日本アカデミー賞を受賞した名画であり、復興のシンボルとして、いわき市の町おこしを成功させたフラダンサーたちだ。震災後には、再び東北復興のシンボルとして再建されたスパリゾートで踊りはじめた。そしてその人気は、全国へ広がったというから、この飯坂温泉にも出張フラとして、やって来たに違いない。
しかし、好いなあ、こんな昼下がり、温泉街でフラ姉さんの後ろ姿を見ながら、ゆるやかな坂を下りて行くというのも・・・。名所廻りなんかより、ずっと心が和む。
ほら、炎天下の元で、彼女たちのフラを待っている
彼女らのペースで、ずっと後ろを歩くわけにも行かず、少しピッチを上げて追い抜いた。スッと姉さんらを見る。おっ、なるほど・・・地方営業は、ベテランフラガールなのか〜。でもでも、フラ人気が広がるということは、きっと日本社会にとって、良いことなのだ!
福島駅北側に飯坂線の乗り場がある。30年前と何も変わっていない
2014年6月17日 14:01
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ちょうど真ん中の雲の下、局所的に雨が降っているのが見える
友人のKが福島駅で待っていてくれた。がっちりと握手をして彼の車に乗り込み、近況を語り合いながら、吾妻山の中腹を目指す。お互いの家族や仕事、健康、そして学生時代の友人らのその後など、まあ、定番の話をしていると、晴れ男のご利益はまだ続いているらしく、空がどんどん晴れ上がっていく。「子供が小さかった時はよく来たのだが・・」と、Kも久々の吾妻山を喜んだ。
会津でカツ丼といえばソース味のカツ丼があたり前らしい。初めて知った
名物だというソースカツ丼を口に運びながら、Kがポツリ。「40年後なんて、あの頃考えたこともなかったよなあ」。まさしく。せいぜい明日のことくらいしか考えていなかった。インスタントラーメンをすすりながら毎日青春をして、不安なんか、これっぽっちもなくて、イキイキしていた。
こんな日が来るとはなあ〜と、忘れていたエピソードなんかも飛び出して、山を見ながら、しばらくの間、青春グラフティを楽しんだ。
そうだ、ORMACのメンバーとここをトレッキングして、飯坂温泉で反省会というのも悪くないな〜と、どうも最近は、そちらの方ばかり頭が回る・・・
2014年6月16日 12:45
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久々に雲を見ました。やはり、空はこうでなくっちゃ〜。ずっと雨空ばかりだったからね。週末の関東地方は、晴れそうなので安心した。というのは明日、友人のKと久々に福島で会うのだ。学生時代からの付き合いだから、彼とはもう40年の付き合い・・・。
社会に出てからも、馴染みの酒場のカウンターにいつもいて、朴訥な福島弁で何かグチりながら、酔っぱらっていた。女の子がそばに来ると、夢のような話をしていた。版画家を目指していたけれど、いまはなんと若者の就職支援のアドバイザー。
福島県内には、沢山の補償金が交付されたことで、仕事をしない輩が増えていると言っていたが、さて詳しくはどうなんだろう。
2014年6月13日 15:32
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これはサラサウツギ。ウツギは種類が多いので、分かりにくいが、これは札がぶら下がっていたので間違いない。ウツギと呼ばれながら、ユキノシタ科であったり、スイカズラ科やシモツケ科だったりとそれぞれ属性が違って、ウツギというよりウツリギというイメージだ。
サラサウツギは、そばにいくとほのかによい香りがする。雨を呼ぶような何ともいえない匂いだ。ウツギやエゴノキなど、この時期、下を向いて咲く花に情緒を感じる。
2014年6月12日 16:19
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ありゃ、やられた!と思った。虎ノ門ヒルズの完成は知っていたが、キャラクターにドラえもんならね「トラのもん」。朝刊のセンターページを開くと、こんなキャラが現れた。虎(とら)の門(もん)ねえ〜、上手いなあ。もし担当を仰せつかったら、このアイデアは出たかもしれないが、藤子プロが許すはずがないよなあ〜と、ボツにしたかも・・・。きっと大きなチカラと情熱が動いたんだろうね。いずれにしても楽しく素晴らしいアイデア!このキャラは、スカイツリー人気を脅かすかも〜♬
そして、今月からスタートした夕刊フジ「オレンジ五行歌」にこんな歌が〜。ひな壇に並ぶ芸能人らしき数人、大声をあげて喋り続ける低予算番組のオンパレードに、辟易してつくった。
読者目線からだと、キツい作者に見えるね。
2014年6月11日 12:26
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てっぺんで花開くのはいつかな?
待ちに待ったワールドカップが始まります。走力とスタミナと組織力で勝利を目指す日本サッカーチーム。新たなプレースタイルを世界にアッピールできるのか、楽しみです。日本チームのプレーを表現するときに、海外のメディアはよく「献身的な」という言葉を使います。組織のために自分は何ができるのか、それによって何が変わり、何が生まれるのか。サッカーのフォーメーションを理解できなければ、分かりにくい話ですが、「献身的」という言葉は、じつにしっくりと馴染みます。組織のために、個は何ができるのか。
サッカーは、日本人にあったスポーツなのかもしれません。
2014年6月10日 12:40
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雨の日は、家でアレコレ〜なんて話をしていたが、昨日は世田フィルのSさんからいただいたチケットでコンサートを楽しんだ。会場は錦糸町駅北口からすぐの「すみだトリフォニーホール」。駅からスカイツリーがド〜ンと真ん前に見えるので、毎回楽しみにしているのだが、雨に霞んでいた。
たしか昨年も同じような景色だったと思う。でも高所恐怖症にとっては、こんな風にぼやけている方が落ち着いて眺められるのだ。
演奏曲は、映画「2001年宇宙の旅」のテーマ曲にもなった交響曲「ツァラストゥストラはかく語りき」。なんでも今年は、シュトラウスの生誕150年とのこと。雨が吹き消されていくような序章から、一気に30分の旅が始まった。総勢100人近いオーケストラによる演奏は、しばしの間、梅雨空を忘れさせてくれた。
2014年6月 9日 15:20
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関東地方が梅雨入りしたようだ。シトシトならうれしいのだが、雷を伴っての大雨とか。なんかイメージと違うよなあ〜、と言いたくなる。一ヵ月以上、続く長雨。雨を見ながら、楽しめるアイテムは何だろうと考えてみた。
お香、鉢植え、盆栽、金魚、最中と緑茶、手製のてるてる坊主、数独・・・爪切り、絵手紙、バックギャモン・・・・。
最中といえば銀座の「空也」
2014年6月 5日 12:27
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気象庁は「中国地方と近畿、それに東海が梅雨入りしたとみられる」と発表。関東地方も明日くらいか。雨を待つのは、このアジサイかあ〜と、筋肉痛の足を引きづりながら、その横を通り抜けた。祖母山から下りて、体重が二キロほど落ちた。これ幸いにと、増えないように気を配っている。久々に凹んだウエストが嬉しく、さすったり、上から眺めてニタリとしているのだが、梅雨入りになるとアササンがどうしても減ってしまうし・・・。
2014年6月 4日 14:34
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岩に腰掛け、水音を聞きながら疲れを癒す。すれ違った登山者はわずか三人だけだった
昨晩、NHK・BSプレミアム「にっぽん百名山」で祖母山の素晴らしさを紹介したらしい。たしかに、急登に入るまでの渓流は魅力的だった。今回の黒金山尾根コース以外に「渓谷トレッキングコース」があるので、もしそちらから登れば、印象は違っていたのかもしれない。
登山口から続く渓流は心地良く、滑床(なめ)の美しさやカワトンボの飛行にもつい目が向いていたから、時間があればノンビリしただろうなあと、いまになって思う。
2014年6月 3日 13:17
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今回はソフトクリームがないので、ワラビで代用して、祖母山の記念撮影
「キツかったトでしょ」と待っていたミニバスの運転手が聞くので、「いやあ、参りました」と疲れた声で応えると、彼はコロコロと笑った。朝一緒の運転手だ。何とか7時間50分以内で、戻ることができた。この終バスに間に合わなければ、さてどうなっていたことか。60年前に廃鉱となった登山口「尾平鉱山」には、朝と夕方にミニバスがそれぞれ1本だけ。下山途中に足が何カ所もつったのだが、何とかバスに間に合うようにと、足に檄を飛ばして下りて来た。加齢と準備不足と厳しいコースタイムが堪えた・・・。
頂上直下の崖は、ハシゴとロープの連続だ
殺風景な頂上
今回の祖母山は、体調不完全に加え風邪気味、そして高温、無風、虫の大群(しつこい蝿集団)、見晴らしが途中までほとんど無し(PM2.5とクマザサ)、そして登りに選んだ「黒金山尾根」のキツい斜度と、花が全く咲いていないつまらなさ・・・「大汗+忍」のコースだった。
拡大をすると、5時間以上まとわりついた刺す蝿の数匹が写っている
深田久弥は、なぜ百名山のひとつに祖母山を選んだのか、分からない。期待をしていなかったからか、期待には応えてくれなかった。
2014年6月 2日 16:02
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