熱燗
一人でゆっくり呑める店が少なくなった
今日のように寒い日は、冷やよりも熱燗が好いと、師匠として勝手に崇めている太田和彦氏が言っていた。この「燗」の文字、じつは長く間違えて覚えていた字のひとつだった。まさに「燗」違いというやつで、門構えの中は、ずっと「日」だと思っていた。感ではなく「間」だから当然だと・・・
それがある日、新聞で「月」だと知り、おおいに驚いた。えっ、なぜだ!?
長く気がつかなかった理由として考えられるのは、その1/パソコンの文字変換に頼っていた。その2/小さな文字の認識ができない。
熱燗は、じんわりと胃に沁みる。その胃のカタチこそが「月」なのだから、「燗」であるのは、当然至極だ。そうと分かってから、カウンターの親爺に向ける表情が、少し変わったのは言うまでもない。
2015年1月22日 13:20 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
熱燗がじわ~っと沁みてくる。
こんな日は一人酒、とかなんとか言っちゃって、
じつは、隣に美女、ウー、やけるなあ。
わたしは、芝えびの唐揚げ、おねが~い。
ふぁ~い!
A)
山の帰りには、皆と行けない店があるわけで・・・
本来はこっち系で、深く酒を楽しみたい。
そこからは、ぬる燗のようなひと肌の歌も生まれるはずなのですが
ついつい、酒に愛されてしまい・・・沈・・・
今年は、百名山と百名店にも挑戦したいね。
なぜ女性は、芝えびが好きなのか!? (^^;
2015年1月23日 09:25 | ふぁ~い
あ、私も「日」だと思っていました。読むことはあっても自筆することは、あまりないですね。文字変換に頼ってます。漢字をよく覚えるのは書道ですね。昔習っていた習字。字を大きく、ゆっくり慈しむように書くから、直ぐに覚えました。
このお品書き、そそられます。真鯛酒むし、豆腐入り!
A)
そうですか〜、それを聞いて、少し安心しました。
冷やと熱いの「間」。
作家、内田 百閒の名前で「閒」の字は知っていたけど、燗の字に入っているとはね〜
「真鯛酒むし」は鯛の旨味を目一杯、引き出す冬の優れもの。
しみじみ、旨いと思います。
これを食べ始めると・・・発掘から白骨へ・・・
そいでそいで、最後、白い骨が残り、酒を忘れていることに気づきます。
喰いたい!!
2015年1月23日 09:42 | かに
初めてコメントします。蘭子と申します。
時々覗かせていただいていますが、センスいいお写真とコラムのような文章!
さすが歩キ眼デス様です。
私も実は太田さんの大ファンなのですよ。カウンターでちょっと背を丸めて手酌している太田さんにどこかで会えないものでしょうか。
燗という字ね、「熱燗で」なんて口にすることはあってもいちいちどう書くかって考えたことないですものね。私も知りませんでした。
A)
蘭子さま、初めまして。
好きな居酒屋の中に、太田さん推薦のお店がいくつか入っています。
彼に教えてやりたいなあ〜と思っている店があって、
そのことをおかみさんに話したら「太田さんはもういらしていますよ」と
言われたことがあります。
「・・・・やはり・・・さすがだなあ〜」
僕も太田さんと一度呑りたいと思っているんです・・・
ところで、お名前の門構えには、「東」が入っていますね。
ちょっと妖しくて、好いカンジ〜♬
2015年1月25日 21:16 | 蘭子
私もパソコンを使うように成ってから漢字が書けなくなりました。
便利な裏には落とし穴です。
熱燗にぴったりのメニューが並んでいますね。
真鯛酒むし ちょっといただいて見たいです。美味しそう( ^)o(^ )
A)
この日、鯛は食べませんでした。
一人では無理かな〜と
きっと勘違いしていることって
たくさんあるのかもしれませんね。
燗の字は、衝撃でした〜(^^;
2015年1月30日 15:47 | tama
コメントの投稿