雪の日(2)
一階のカフェからMさんの病室に戻り、そこでまたシュークリームを食べながら雑談。外の雪を見ていても焦る気持ちが起きてこない。こんな良い時間を過ごせたのだから、まあなんとかなるだろうと高を括った。
空港には早目に行き、搭乗カウンターで運行の状況を確認。定刻の便よりも一つ早い便に空きがあるのでどうかと聞かれたので、変更のお願いをする。こんな時は泰然自若、棚からボタモチ、急いては事を仕損じる・・・と、オニギリを食べながら待合室で余裕の相撲観戦。その間、何度か遅延のアナウンスが流れる。
いよいよ琴奨菊の一番が近づいてくる。琴奨菊は福岡出身のお相撲さんだから、大型ヴィジョンの前はものすごい人の数だ。そして琴奨菊が勝つと、大歓声と拍手が起こる。いやはや、これはスゴい。こちらも拍手、パチパチパチ・・・不意にアナウンスが流れ、シーンと静まり返る。
「到着を予定していました***便は、福岡空港の天候の回復が見込めないため羽田空港に・・・・欠航いたします」。
「ウォ〜」という声がして、数百人が係員の前に殺到。欠航便の人は、まずキャンセル手続きを終え、その後どうするかは各自が判断する。「そうか、一便早めたのがまずかった・・・」。定刻の便が二つほど前に飛んでいった・・・あとの祭り、後悔先に立たず、棚から冷や水・・・。その後も到着便の遅れや整備や準備に手間取り、家に着いたのは零時を過ぎていた。
まあ、こんな事は人生にはよくあること。
さっさと忘れまひょ、と新次郎になるのであった。
2016年1月26日 16:28 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
そういう事だったのですね~
大変お疲れ様でした!
A)
お陰さまで、欠航便に遭遇した時の流れが分かりました。
ラッキーかアンラッキーしかなくて
これなら事務処理も早い。
手続き後に、キャンセルするか次の便を待つか。
その便が翌日であれば、宿泊先を探す(今はほとんど見つからない)。
新幹線は便利だけど、福岡や札幌だとキツいですね。
2016年1月26日 19:58 | おかいこさん
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