干し柿


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長野の知人からズッシリと重いダンボールが届いた。開けると干し柿、クルミ、花豆、他に野沢菜漬けなどが入っている。うれしい。とくに干し柿は大好物だ。さっそく一ついただく。外側の白い粉は天然の砂糖のようだ。噛んでいくと甘味がねっとりと広がっていく。しみじみ美味い・・・ふとある話を思い出した。

昔、山小屋のオヤジさんが薪の燃える色を指差して、ロマンチックなことを言った。この薪は、切られるまでに見た景色の色を再現しているんだ。オレンジ、緑、青・・・なるほど、上手いことを言うもんだ(その後、焚き火のときに何度か使わせてもらった)。干し柿になるのは渋柿と聞くが、四季の厳しい変化のなか、暑さ寒さを越えてきたのだろう。渋々だった干し柿の甘味には、そんな深い味わいがある。

コメント

うわぁ、美味しそうです!干し柿大好きです。
この干し柿、とても上手く出来ていますね。なんだか、立体の作品のようです。
染色で柿渋というのもあります。いい感じになります。

山小屋のオヤジさん、ロマンチックですね。この方は歌が詠めそうですね。

A)
1本の木にものすごい数の柿をつけたそうです。
一つひとつ丁寧に作っていて、頭が下がります。

山の好きな人はロマンチストが多いですよ〜
串田孫一、そしてN兄も (^_-)

2016年2月 3日 14:23 | かに

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