ミノムシ
ラクウショウの枝で来春まで越冬〜
久々に見つけたミノムシ。子供の頃、秋になっても野原に入っては虫を探していた。カマキリの卵やマユ、そしてミノムシであったりと、循環して命をつなぐ虫たちのねぐらを見つけては、心ときめいた。なかでも木の枝で見事な住居を作るミノムシはお気に入りだった。
話は変わる。もう30年も前の話。デザイン事務所にはトレスコ(トレースコープ)という写真やイラストをトリミングする大型の機械があった。これを使わせてほしいと、ある日の夕方イラストレータのKがやって来た。かなりの数のトリミング作業があるというので部屋の鍵を貸して帰った。
翌朝、事務所に行くと、Kはトレスコの前で寝袋に入って寝ていた。
「おい、起きろ」と声をかけると
寝袋から顔を出して「おはよう〜、僕、ミノムシちゃ〜ん」と笑わせた。
「俺の寝袋に入って、ミノムシちゃんかよ・・・」
良き時代のエピソードだ。右肩上がりを続ける日本、どこのデザイン事務所にも寝袋はあって、皆恐ろしいほどの残業をしていた。なかには200時間超えと豪語していた輩もいた。
目を凝らさなければ分からない
2016年11月17日 17:31 | カテゴリー: 歩キ眼デス2
コメント
私もミノムシ好きです。
昔は、ミノムシが作ったミノを全部とって、中の虫をマッチ箱に小さく切った色紙と一緒に入れました。
やがて、色とりどりの美しいミノムシ?いや、イロムシができるのです!
A)
なんと恐ろしいことを・・・
風邪ひいてしまうのでは。
ミノムシではなく、ミヲムシル!?
2016年11月17日 18:55 | かに
木一面にミノムシが付くと大切にしていた花木を枯らされますから余り歓迎する虫ではありませんが、この巣の作り方がとても精巧に出来ているのには感心させられます。
消毒をしても亀ののように殻に閉じこもっていますから駆除する事は難しく、虫が大きい場合は一個ずつちぎり取ります。
小さいミノムシで茶の木などに広がった場合は木を根元から切て処理しないと中々たやすのは困難です。
ですから見つけ次第取り除いています。
A)
中に閉じこもっていても、たまさんに見つかったら
ミノムシ君、一巻の終わり〜
野菜や花を育てているのか、虫を育てているのか、
はたまた野生動物を育てているのか・・・
向きあってみれば、虫は天敵なんですね。
2016年11月21日 14:51 | tama
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