落語ブーム


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落語好きのKさんから貰ったチケットを末廣亭のモギリの女性に渡した。両親と一緒にここに来たのは、もう20年も前だろうか。客席に入ると、椅子席を挟むように左右には桟敷席が並び、地味な紺色の制服を召した女性が客を席まで案内し、売店ではお菓子と飲み物がこれまた地味に置かれて売られている。このレトロさ。演芸を楽しむための空間演出というか、昔と何も変わっていない空気に、じんわり心がやすらぐ。

この日は超満員。落語ブームもあるのだろう。若い人が大半。ありがたいことだ、と関係者のように嬉しい。ただ、若い人たちは笑いのサービスをし過ぎる。そんなところで笑わんでもいいだろう、と思うのは、野暮というものか。紙切り、手品、漫才、そして落語家らが次々に高座に上がる。

間に座布団を揃え、めくりを担当するのは、美形な前座さんだ。こんな美人が落語を目指すの?。楽屋の師匠らは、呟いているだろう。「いやはや、時代が変わりましたなあ〜」。調べると、この前座は金原亭乃ゝ香さん。実力がつけば、すぐにお声がかかるだろう。


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