惹かれあう


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今年の初蝶は、紋白蝶だった


好きな人ふたりが、何かの縁で繋がっていることを知るのは嬉しいものだ。まして面識も無いふたりと分かれば、なおのこと、心地よく思うのはどうしてだろう。

堀文子展で購入した一冊に、こんな一文があって笑った。

老残のかけらも見えぬ、阿部なを先生の迫力の原動力を知りたかった。
「死ぬまでに体の悪い所を直しておかないと。」 何というすごい生き方だ。

厳しい人生をあえて選んできた堀文子さんが、料理研究家の阿部なをさんの言葉を紹介していた。昔、なをさんの料理番組が好きでよく観ていた。あの言葉は津軽弁だろうか。なをさんの話を聞きながら、その所作を眺めているのは至福の時間だった。無駄がなく、朴訥であっても優しい。
画家と料理研究家、底流にあるのは自分を律する生き方だ。

この人たちは同じ意識下にいた、地下水脈で繋がっていたのかもしれないと、ふたりを我が師のように愛おしく感じてしまった。こんな心地良さを分かってもらえるだろうか。おふたりがこちらを知らなくたって、同じ仲間であるような心地よさと安心感。こんな思いを表す言葉は、あるのだろうか。


死ぬまでに
体の
悪い所を
治して
おかないと

こんな言葉、どうして生まれるのだろう。


コメント

80才を過ぎてからヒマラヤへ・・・
自分の目で見て触れないと気が済まないとか?
私も 同じ言葉をメモっておりました!

A)
そうでしたね。
絵も素晴らしいけれど、幾つもの言葉があって
それぞれの絵の深さやそこへ到達するまでの時間を想像することができました。

絵画展でメモなんて可笑しいよね。

2018年4月 5日 16:32 | おかいこ

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