池澤夏樹さん


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アマゾンでチェックしたら3万円を超えていた。どこかにあるはず・・


昨日、池澤夏樹さんに初めてお会いした。なんて言うと格好いいが、じつは彼のミニ講演会に行ってきたのだ。講演のテーマは「須賀敦子を語る」。新聞の小さな囲み記事を見つけて、申し込んだ。会場に着くと、すでに二百名くらいの老若男女が静かに着席していた。

時間になって池澤さんが紹介されると、やや俯き加減で登壇された。白っぽい麻のジャケットに、ふんわりとしたパンツ、無精髭、イメージ通りの姿だった。池澤さんまでの距離は、約15メートル。

亡くなられて既に20年経つ須賀さんのことを懐かしく語りはじめた。朴訥だけれど、言葉を選びながらの語りは、知性的で、ゆっくりと丁寧に生きている人のように映った。須賀さんの魅力を、共通のシニカルな世界観、文学者としての感性や表現力、イタリア人ぽい頑固なところなどと、少年のような眼差しで語られていた。


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縁は不思議だ。写真家星野道夫に惹かれてからいろんな人に出会う。新聞のあるコラムから、児童文学の田中裕子さんを知って画家の堀文子さんを紹介される。星野道夫さんの本の書評を書いた池澤夏樹さんや生物学者の福岡伸一さんのコラムから、須賀敦子さんの作品と出会う。好きになっていく人から新しい世界を教えてもらえることは、幸せなことだと思う。

コメント

彼が星野道夫のことを書いた本図書館で借りて読みました。そんなに高いの。池澤夏樹は星野さんのこと本当に好きだったのね。じーんとくるものでした。
須賀敦子さんのDVD持ってます。原田知世の朗読がいい、今井信子のヴイオラが素晴らしい。貸してあげましょうか?

A)
書評は作家の力量を図られるものでもあるのかもしれません。
書評を読んで、その人の本を読んでみようと思ったことがありますから・・・

池澤さんは、星野さんが作家の道を歩まれても素晴らしい作品を書いただろうと言っていました。

須賀さんのDVDを貸していただけますか。
楽しみ〜〜♬

2018年5月18日 10:09 | ふあ~い

須賀さんの文章は私の中では№1です。
それ以上の人は未だに現れない。

A)
それは、知らなかった・・・・
こんどお話ししましょう。

須賀敦子の本棚【全9巻】が出ますよ。
http://web.kawade.co.jp/bungei/1911/

2018年5月19日 14:19 | Quico

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