少年時代


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だめだめ、そんなに動かしちゃ。喰いつくまでじっと我慢しないと・・・。ザリガニ釣りに夢中になる少年を見ると、つい声をかけたくなる。このくらいの少年の頃が、人生で一番幸せなのではないかと、少年たちの話を聞いていると、そう思った。菖蒲なんてまるで見えていない。ザリガニとヤゴ、そして、ときどきオタマジャクシ。

声を上げて、生き物に目を輝かせる時間は、大切なのだ。この時間が、きっと幾つものハードルを越えていくんだ、とおじさんは思うのだった。


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いつの時代もザリガニの餌はスルメだけど、最近はイカが不漁らしいから、ザリガニ釣りは贅沢な遊びかもしれない。


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コメント

 僕達が子供の頃はザリガニでは無くエビガニと言って居た。
前にも書いた事があったが、三軒茶屋に住んで居た友達の家に遊びに行くと、いつもエビガニ釣りをした。その頃の三軒茶屋は未だ周りがこんもりした森や田圃と畑に圍まれて居た。

 釣りの餌は今は定番はスルメださふだが、昔は生きた蛙を捕まへて皮を剝いて、それを餌にして釣った。少し残酷かも知れないが、其の頃は平氣でツルっと皮を剝いた。血が出なかったから、何とも思はなかったのかも知れない。
 今の三軒茶屋はよく知らないが、もう森も田圃も無いのかな。

A)
すっかり住宅街になってしまったところへ行くと、地元の年輩の方に
昔、この辺はどんなでしたか?とよく聞きます。
景色を眺めながら思いだすように話をしてくれますね・・・

先日も千葉のニュータウンなるところでタクシーの運転手さんが
ここいらはスイカ畑ばっかりで、良く悪戯をしたものです、と話してくれました。

いつの日か景色がすっかり変わっていきます。
三軒茶屋には、もう森も田圃もありません。
目立つのは、高速道路ばかりです・・・

カエルの皮を剥がせれば、料理人にもなれそうですね (^_-)


2018年6月13日 19:01 | 雅蘭洞英齋居士

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