風鈴
きれいな音のする方へ行ってみると、組まれた棚に沢山の風鈴がぶら下がって揺れていた。真下に入ると、ガラスの奏でる音がじつに賑やか。短冊には子どもの字かな、名前やら思いやらが好きに書かれている。
風鈴は昔、軒先辺りから聴こえたものだが、最近は音がうるさいと近所からクレームが入ると聞く。夏の夕方、路地に響く下駄の音を楽しんだものだが、今はそれがない。防音対策として、下駄の裏にゴムのシートが貼られている。
運動会の練習の音や声までに地域からクレームが寄せられるというし、了見が狭いというか、風情を楽しめないというか、世知辛い世の中になったものだ。
2018年7月11日 16:02 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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