霧氷
北八ヶ岳、2400m付近はマイナス5度。シラビソの樹々は霧氷を纏い、青空を突き刺すかのようにそびえ立つ。一足早いクリスマスツリーだ。しかし、こうしてよく見えるのは周辺の倒木のせいと気づいた。ここ縞枯山一帯は、針葉樹林のシラビソやオオシラビソに被われているのだが、まるでゴジラでも歩いたのかのように、なぎ倒されていた。次々に襲った大型台風の影響だろう。
風が吹くと凍りつくように冷えこむ。カメラを持つ手がかじかむ。頬の筋肉がどんどん硬直していく。冬装備をしてきたのに・・・一晩をここで過ごすのは凍死を意味するだろう。
山裾は、黄葉のカラマツ林が広がっていた。西日が舐めると息を呑むような黄金色に輝く。
早い〜、もう11月。日めくりのようなカレンダー・・・
2018年11月 2日 17:35 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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