信玄棒道


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スタートは紅葉真っただ中の三分一湧水のある公園


八ヶ岳南麓から西麓にかけての甲信国境にある信玄棒道(しんげんぼうみち)は、武田信玄が北信を攻め上がるときに造られた軍用道路といわれている。その約8.5キロ区間(小海線の甲斐小泉から小淵沢まで)をORMACのメンバー五人とハイキングした。カラマツは黄葉を過ぎていたが、コースを彩るモミジは紅に朱にそして薄緑に染まり、晩秋の美しさを際立たせていた。

遠くには南アルプス、麓には八ヶ岳連峰が聳え立ち、道の途中には江戸時代に安置された石仏がいくつもあった。多くは観音様で、豊かな表情を讃えて私たちの疲れを癒してくれた。穏やかな枯れ葉の道を踏みしめていくと、醗酵がすすむ枯れ葉の匂いが足元から上がってきて、時の移ろいを深く感じさせてくれた。

ORMACも高齢化がすすんで、きつい山が敬遠されるようになってきた。来年はどんな山旅を計画していこうかと考えながら、ゴールの小淵沢駅へ下りていった。


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最後尾を歩きながらリースを作っていた


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