晩餐会
土曜日、日本山岳会の年次晩餐会に初めて出席した。全国から500名以上会員が出席されるというので、会場は新宿プリンスホテル。高齢の方が多いけれど皆さん矍鑠としている・・・さすが山登りで鍛えているなあと感心した。講演会には皇太子殿下も出席され、和やかな中にもちょっとした緊張感。友人Hさんの粋な計らいもあって、席は殿下の一つ後ろの斜めの席。すぐ傍である。こんな経験は生涯ないだろう。
講演の最初は、作家夢枕獏氏の「山と旅」。「西遊記」の三蔵法師として知られる唐代の僧、玄奘三蔵の旅に興味を持ち、中国・天山山脈にアタックした話。記録映画「花嫁の峰チョゴリザ』の上映に続いて、秩父宮記念山岳賞を受賞した小疇 尚氏による「日本の山岳景観に関する研究」。
そして海外登山隊の報告。Giri-Giri Boys Kishtwar隊なる若者たちの報告は迫力があった。ネパールの「セロ・キシュトワール北東壁初登」と題したスライドによる記録。
生きて帰ってきたことが奇跡に思えた。高齢の会員たちは、彼らの話をどんな思いで聞いていたのだろう。
最後に出たデザート、これもオリジナル〜久々に美味しく楽しかった
そして晩餐会。物故会員への黙祷があって永年会員顕彰、新入会員紹介、高額寄付者表彰、鏡開きをして始まった。北海道から九州まで500名以上の会員が、それぞれ楽しそうに山の話を語っている。
食事はどれも美味しいし、年配者らの笑顔はなんだか美しく、良い会だなあと不思議な幸福感が湧いてきた。
今年二度目のネクタイ姿
2018年12月 3日 16:11
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