侘び寂び



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秋の山には、やや肩を落としたような初老の趣きがある。西日を受けて光を放つのはススキの穂やドライフラワーとなったヤマアジサイの花くらいか。
木々の葉はほとんど落ちて、枝があらわとなり、遠くの山々が見通せるようになった。褪せていく、枯れていく姿の「寂び」と「詫び」。こんな自然の刹那にも美しさの意味を感じ取れるようになってきた(かな)。


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