無鄰庵


P5120178.JPG

京都の二日目は、Iさんの立ち上げの五行歌会に出席した。会場は南禅寺前の「無鄰庵」。訪れるのは三回目だ。明治維新、官軍の勇である山県有朋は、接収した地にこの別荘を建てた。外装・内装の隅々に贅沢で高度な技術が施されている。東京なら旧岩崎邸庭園の洋館だろうか。

この会では「五行歌全国展示会」への参加をお願いするはずが、連休前に200名の定員に達してしまったため、今回はそのことには触れないことにした。歌を創るのは初めてという方もいたが、レベルの高い歌ばかりで驚いた。

一席は代表であるIさんの歌。

全身で
泉を呑むようだ
青空に透けた
千のみどり葉を
仰げば

我が歌は、異彩を放っていた。

ここより先
立ち入ってはならぬ
あなたの
顔に
マムシが出ます

どう読めばいいのか、コメントを言うにも勇気がいる。
喩えるなら、女優の木村みどりこが目を細めながら笑っている様子だろうか。
ときどきこんな看板を目にするが、一歩足を踏み込むと、本当にマムシは出るのだろうか?と疑う。もしかしたらタケノコや松茸が出るのではないか・・・。


P5120160.JPG
P5120162.JPG
広い庭園を彩るカキツバタ

コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/2661