五行山
映画のセットのような大洞窟がいくつもある
娘から毎年のように海外旅行を誘われる。けれど、休みが取れないのと、長時間、機内に閉じ込められるのが厭で、断っていた。ならベトナムはどうかと聞いてきた。渡された資料に「五行山」なる三文字。なんじゃこれは?もしかしたら、なにか縁があるのでは・・・。
よし、ここに行こう!と、鼻息荒く立ち上がった。
というわけで、旅の三日目、ダナンという街から五行山に向った。入山チケットを購入し、キツい階段を汗をかきながら登っていく(娘たちはエレベータを使用)。ここは流行りのパワースポットととして有名らしく、世界中の老若男女で混雑していた。
五行山は、5つの山で構成されていて、ベトナム最後の王朝であるグエン王朝の第2代皇帝ミンマン帝という人が、風水でも有名な陰陽五行説を元に名付けた。それぞれの山の名を宇宙を構成する金、木、水、火、土をモチーフとしている。なんでも「西遊記」にも登場した山で、暴れん坊だった孫悟空が500年間ずっと、閉じ込められていた山としても有名だ。
五行山の最も高いところは標高100m。しかしアップダウンが激しいことと、大理石の階段がよく滑るので、気が抜けなかった。湿度もあり、持参した山の手拭が役に立った。
ほぼ垂直によじ上る洞窟があったり、休憩所があったりで、アミューズメントパークのような五行山。「五行山」の三文字に引かれてのベトナムだったが、この国は、もう一度訪れてゆっくり回ってみようと、人生初めてのココナツジュースを飲みながら思うのだった・・・。
2020年1月 6日 17:15 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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