五行山


line_75160212034713.jpg
映画のセットのような大洞窟がいくつもある


娘から毎年のように海外旅行を誘われる。けれど、休みが取れないのと、長時間、機内に閉じ込められるのが厭で、断っていた。ならベトナムはどうかと聞いてきた。渡された資料に「五行山」なる三文字。なんじゃこれは?もしかしたら、なにか縁があるのでは・・・。

よし、ここに行こう!と、鼻息荒く立ち上がった。

というわけで、旅の三日目、ダナンという街から五行山に向った。入山チケットを購入し、キツい階段を汗をかきながら登っていく(娘たちはエレベータを使用)。ここは流行りのパワースポットととして有名らしく、世界中の老若男女で混雑していた。

五行山は、5つの山で構成されていて、ベトナム最後の王朝であるグエン王朝の第2代皇帝ミンマン帝という人が、風水でも有名な陰陽五行説を元に名付けた。それぞれの山の名を宇宙を構成する金、木、水、火、土をモチーフとしている。なんでも「西遊記」にも登場した山で、暴れん坊だった孫悟空が500年間ずっと、閉じ込められていた山としても有名だ。


line_75201582892665.jpg

五行山の最も高いところは標高100m。しかしアップダウンが激しいことと、大理石の階段がよく滑るので、気が抜けなかった。湿度もあり、持参した山の手拭が役に立った。


line_75116997779625.jpg
line_75096971186351.jpg
line_75007302986594.jpg

ほぼ垂直によじ上る洞窟があったり、休憩所があったりで、アミューズメントパークのような五行山。「五行山」の三文字に引かれてのベトナムだったが、この国は、もう一度訪れてゆっくり回ってみようと、人生初めてのココナツジュースを飲みながら思うのだった・・・。


line_75080409872712.jpg


コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/2809