雑司ヶ谷七福神
毎年一月の吟行歌会は、江戸の歴史に詳しいYさんに案内をお願いをして、七福神巡りをしながら、歌を一首詠むことにしている。今年は「雑司ヶ谷七福神」ということで、護国寺の仁王門前に集合した。
護国寺は、五代将軍徳川綱吉の生母、桂昌院の発願により建立された。本堂は元禄以来の姿(1697年完成)で残っており、江戸の面影を今に伝えている。東京にこんな古い木造建築物があるとは知らなかった。ほとんどが震災や空襲で無くなっていると思っていたから、少し驚いた。
この後、露地を通り、大鳥神社、雑司ヶ谷の商店街を歩いて、鬼子母神、そして明治通りから池袋までのお寺を歩き通して、無事においしいイタリアンのお店に到着。皆さん、よく歩きました。
この後、いつもの角川庭園で歌会を楽しんだ。
上席の歌は、こんなです。即詠とは思えないほどの素晴らしさ、お見事!
かないません。
数百年の Sさん(一席)
香と経が
私に移るか
大伽藍を支える
柱を抱いてみる
千人の子を喰ろうた Kさん(二席)
鬼子母神の
腕のごとく
宙へ宙へ枝を広げる
墓場の大欅
ちなみに小生は圏外で
皆んな知ってる
財は心に
福は公平に
だから歩いて願う
雑司ヶ谷七福神巡り
参加者全員の分を七カ所でペッタンしました
2020年1月27日 16:18 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメントの投稿