駄菓子屋さん


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そのお店は、鬼子母神境内の大銀杏のそばにあった。「上川口屋  創業一七八一年」の看板が掲げられている。はて、その頃、駄菓子屋なんてあったのだろうか、なんて失礼なことを思う。懐かしいお菓子がズラリ並んでいる。ゆっくり見て、店主の方と話をしてみたいが、今日は残念ながら吟行の流れの中、振り返りながらそこを後にした。店主の方の笑顔と毛糸の帽子が印象的だった。


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気になったので、調べてみた。この方は13代目の内山雅代さん、60年以上この店を続けられている。モットーは「皆さんに喜んでもらうために、人生は楽しむために」とあった。
大賛成!


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「鬼」の文字の上をご覧あれ。ツノというか、点が打たれていない。ここの像は、鬼ではなく菩薩の姿をしているので、ツノのない文字にして入るそうだ。安産、子育ての神様として広く信仰されている。


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