金木犀


DSC_1294.JPG

山から帰って来ると、街は金木犀の香りに満ちていた。季節が巡っていることが分かる。それにしても噎せ返るような匂い〜絡めとられそう。

昨日の歌会でも金木犀の歌が、三首詠まれていた。例年よりも香りが強いらしい。十月のスイッチが入ると一斉に香りを放つんですと、十月生まれのSさん、ちょっと嬉しそうだった。

でなく
あたりの空気が
まるごと香る
金木犀

夜気の中に
微かに
金木犀の香り
今年もぴったり来たね
十月の使者よ

かすかに
金木犀香り
なぜか
あなたの
気配だけを思い出す

昔こんな歌をつくっていた。


金木犀_IMGP7039.jpg

コメント

 山碧木さんが、昔詠まれたお歌は、流石にお上手。
經驗者でなければ、とても詠めないお歌ですね。
感服頻り。女は素知らぬ顔が上手。

A)
嬉しいような、恥ずかしいような、若旦那です。
酔いを覚まそうと、帰宅する前に神田川をひと回りしていると、金木犀の香り。
妖しげな妄想がもたげてきました。
幾日か経ってそこへいくと、澄まし顔の金木犀・・・
(^^;

*小淀町は、神田川・アササンコースの旧町名です。

2020年10月10日 16:46 | 雅蘭洞英齋居士

コメントの投稿

トラックバック

トラックバックURL: http://1c.3coco.info/mt-tb.cgi/2980