金木犀
山から帰って来ると、街は金木犀の香りに満ちていた。季節が巡っていることが分かる。それにしても噎せ返るような匂い〜絡めとられそう。
昨日の歌会でも金木犀の歌が、三首詠まれていた。例年よりも香りが強いらしい。十月のスイッチが入ると一斉に香りを放つんですと、十月生まれのSさん、ちょっと嬉しそうだった。
花
でなく
あたりの空気が
まるごと香る
金木犀
夜気の中に
微かに
金木犀の香り
今年もぴったり来たね
十月の使者よ
かすかに
金木犀香り
なぜか
あなたの
気配だけを思い出す
昔こんな歌をつくっていた。
2020年10月 9日 15:32 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメント
山碧木さんが、昔詠まれたお歌は、流石にお上手。
經驗者でなければ、とても詠めないお歌ですね。
感服頻り。女は素知らぬ顔が上手。
A)
嬉しいような、恥ずかしいような、若旦那です。
酔いを覚まそうと、帰宅する前に神田川をひと回りしていると、金木犀の香り。
妖しげな妄想がもたげてきました。
幾日か経ってそこへいくと、澄まし顔の金木犀・・・
(^^;
*小淀町は、神田川・アササンコースの旧町名です。
2020年10月10日 16:46 | 雅蘭洞英齋居士
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