平ガ岳(4)


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平ガ岳の山頂部は、なぜ穏やかな台地が広がっているのか?
富士山のようにマグマの力で盛り上がった山ではなく、プレートからの圧力で隆起した大地がこんな山容をつくった(らしい)。「名は体を現す、サントリー角」という広告コピーがあったが、まさに平ガ岳も名前の通りの山だった。

尾瀬方面を眺めると、雲間から顔を出すのは双耳峰の山、燧ヶ岳か。北アルプスでもそうだったが、登った山が見えるのは嬉しいもの。いつ誰と登ったかを思いだして噛みしめる。もう四半世紀前か。夜行の疲れもあって、山頂で昼寝していたら誰もいないことに気付いて焦ったことがあった。そして眼下の尾瀬沼が美しかった。

昨日のことをケロッと忘れてしまっても、山の記憶は、なぜかはっきりしている。細い山道まで覚えていたりして、どうよ〜と苦笑い。

クーポン券を使って買い物をしなければ〜と下山を開始する。腰痛を患ってからは登りより下山が苦手になってしまった。滑落の前科もあるので、より慎重に下りていく。
もうすぐ紅葉は、山々を染めながらゆっくりと下りていくはずだ。


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チングルマが白いボンボンになって揺れている

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冬の豪雪を受けて、どの木も谷側に弛んでいる

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鱗雲が出てきた。明日は雨だろうか

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旅のお伴はもっぱらこれ。我が家から持参した銘酒一合

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魚沼といえばこれでしょう〜と差し出しました(^^;




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