大峯山(2)
女人結界であるから、駐車場にいた人たちは当然のように男ばかり。当たり前か・・・。厳しい登りと緊張していたら、意外に穏やかな道が続き拍子抜けした。陽が上がってくると、紅葉が鮮やかになってくる。
森のなかのモミジやカエデに陽が当たると、そこだけが暖炉のようにポッと点る。寒さを忘れてしまうような暖色が針葉樹の中に見え隠れする。
山頂が近づくと風が強くなり、ついに噂の「西の覗(にしののぞき)」に到着した。「捨身の行」が行われる場所だ。絶壁から命を絶つ覚悟で身を乗り出し、仏の世界を覗くという修業。聞いただけで身震いしてしまうくらいだから、当然近づくこともできない。カメラをあげて撮ったが、遠景が少し写っていただけ。怖くて、早々に引き下がった。
若者三人は「こぇえ〜〜」と言いながら、ニコニコしていた。
そして、最後の急な登りが終わると、笹が広がる山頂に出た。遠景の山々がはっきりと見えるが、どれがなにやらサッパリ分からない。山頂で記念撮影をして、ランチタイム。この後、大変なことに・・・。
2020年10月28日 18:30 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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