コロナ〜外


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今年は124年ぶりに2月2日・節分ということで、大変珍しいらしい。太陽の公転の周期のズレからというが、よく分からない。

所帯を持った翌年の2/3、帰宅のドアを開けると「鬼は外〜」と豆をいきなりぶつけられた。ビックリして、ナンダナンダ〜。朝喧嘩したわけでもないし、事情を聞いてみると長野の実家では必ず豆まきをしていたという。
庭に部屋に、豆が散らかっている。そんな習慣、すっかり忘れていたなあ。北海道では「鬼は外〜」と落花生を雪景色に撒いていたことを思い出した。

鬼ブームとも重なって、今年は「コロナ〜外」だろうか。


コメント

 豆撒きは本當に子供時代の記憶しか無い。それも未だ浅草の家に住んで居た頃の事。鵠沼海岸へ疎開してからは、もう敗色濃く成った事もあり、燈火管制もあって、豆撒きどころでは無く、その後一度も記憶に無い。

 落語の「一目上がり」の漢詩に傑作がある。
「遠仁者疎道 不苦者于知」「仁に遠き者は道に疎く 苦しまざる者は知に于とし」と言ふのだが、讀み方に依って「おにはそと ふくはうち」と讀める、と言ふものだ。是は八つぁんが最初の賛を「いい字だ」と言って「字じゃない賛だ」其の次にこの漢詩に會って、知ったか振りで「いい賛ですね」「いや詩だよ」「何だ一つづつ増えるのか」と言って、次々の家に行って一つづつ増やして行って、悟りの「悟」の次だから今度は「六」と言へばいいんだな、と「いい六ですね」と言ふと「いや七卿落ち」だよ、と言ふ前座噺に出て來る話の中の名作。此の節分の漢詩は傑作だと思ふ。

A)
「一目上がり」、聞いたことありますよ。
これはなかなか難しくて、下げのところでも皆さん分からない人が多いです。

「遠仁者疎道 不苦者于知」
つまり思いやりのない人は人の道に疎く、苦を超越した人は悟りの智慧を持つ
我が裡なる鬼を追い出し、そして福を呼ぶ・・・かもしれませんね。

鬼ごろし、鬼ぐるみ、オニヤンマ、オニユリ、
オニの付くモノは、好きなモノが多いです〜〜

2021年2月 2日 16:44 | 雅蘭洞英齋居士

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