吟行歌会の歌


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以前、吟行歌会は景色を眺めての歌づくりだったが、江戸の歴史に詳しい案内人Yさんにナビゲーターをお願いしたことで、歴史(時間)という空間が加わり、歌作りに深みが出てきたように思う。


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今回の板橋宿から一席の歌、三首を紹介する。

この橋の先に
京を
夢見たのだ
眼下には
花筏      宇佐美友見

縁切榎の絵馬
目隠しシールの下の
闇の深さは
神様だけが
知る      渡辺加代子

宿のある
ところに
歴史あり
人生あり
 疲れあり   いわさきくらげ




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