かつて
あっという間にヨウシュヤマゴボウに覆われた
我が家の周辺は、宅地開発で慌ただしい。あったはずの家が瞬く間に取り壊され、しばらくすると、どんなだったかを思い出せない。空き地になった前で、立ち止まり、はて?と、眺めるだけだ。
旅をしていると、人が住んでいた痕跡を見つける。草ぼうぼうの中に立つ、朽ちたサイロや牧舎だったり、山懐の段々畑や家屋の跡とか、かつてここには人の暮らしがあって、笑い声も聞こえていたのだろうと想像すれば、ちょっと切ない気分になる。
かつて
ここには と
山は語る
家屋を 畑を 畦道を
呑み込んで
2022年8月 3日 18:10 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
コメント
本当に思い出せないですね、、『あれ?以前はなんだった??』となってしまいます。
ぴったりの歌をよませていただきました。
A)
人の暮らしがいくつも重なって、土地の歴史が更新していくんですね。
芭蕉も歌っています。
つわものどのが夢の跡。
2022年8月 4日 07:19 | ゆみゆみ
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