身延山
以前から登ってみたいと思っていた身延山。日本山岳会が調査を進めているプロジェクト「日本の古道120選」の一つ「日蓮聖人歩いた道」を訊ねてみませんかと誘われ、昨日、メンバーの一人として参加した。
身延山は、山梨県の南に位置し、鎌倉時代に日蓮聖人によって開かれた久遠寺のある日蓮宗の総本山。
どのお店の前にも蓮の花が飾られていた
まずは総門を抜けて門前町を通り、日本三大門の一つ「三門」を仰ぐ。京都の南禅寺ほどではないが、荘厳で圧倒されるような風格がある。一礼をして中に入ると、はるか先には、菩提梯(ぼだいてい)と呼ばれる278段の急階段(最大斜度50度)が見えた。ここを登っていくと、ロープウェイ駅があるのだが・・・今日は、それを使わず山頂にも行かないと、リーダーは云う。
松樹庵から見える久遠寺は吉野の景色と重なった
蒸し暑い中、喘ぎながら裏参道と呼ばれる急坂をゆっくりと登ってゆく。途中、ポイントの写真を撮り、地図を眺め、お坊さんの話を聞き、日蓮さんに思いを馳せると、心に静寂が広がっていくような気がした。
身延山の頂を背にして、七面山への長い山道を下りてゆくと、意外な動物たちとの出会いが待っていた。
2022年8月 8日 17:25 | カテゴリー: 歩キ眼デス3
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