巨樹


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先月の道東の旅で、原生林を歩いていると巨樹に出会った。樹類500年を超えるというミズナラだ。100年前の開拓時代には、多くの木が伐採されていく中、枝を四方に伸ばしていたために、利用価値が低いとみなされ、切られずに残ったとプレートにあった。

幹から伸びる二つの太い枝は、まるで伐採を拒むかのような両手にも見えて、迫力がある。

日々、移り変わりの烈しい時代を生きていると、500年もの間、じっと森の静寂の中で生きてきたこの樹と出会えたことに、感謝と深い敬意を覚えた。

眺めていると、あることを思った。素直にすくすくへ伸びていくよりも、アンテナをいくつも張って、広い世界をゆっくり見つめながら成長していく、そんな生き方もあったのではないかと。

*アイヌの人たちは、三又の樹には、神様が宿るとして崇めていたようです。

コメント

『あの「ナラ枯れ」にならなくて良かった…』なんて思ってしまいました。
500年良く持ち堪えて、偉い木ですね。
この木のエネルギーを感じます。

A)
巨樹には、神秘なエネルギーを感じます。
崇拝の念があるからなのか、存在そのもののインパクトなのか
人間は、もっと謙虚にならなければいかんよ・・・

と、言ってるかのようですよ。

2022年11月10日 01:29 | ゆみゆみ

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