月寒あんぱん


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信州の人が県歌「信濃の国」を、鹿児島の人がアイス「氷白熊」を全国区だと思っていたように、上京した頃、この「月寒あんぱん」は、どこのパン屋にも売っていると思っていた。

「月寒あんぱんはありますか?」とパン屋で尋ねると、「それ、なんですか」と聞き返され、それがローカル商品であることを知り、軽いショックを受けた。

ないと分かると無性に食べたくなるもので、あんぱんを齧りながら月を眺めた。

やがて「木綿のハンカチーフ」がヒットしはじめる頃には、すっかり東京との人となり、月寒あんぱんもロバパンもすっかり忘れた。

コメント

 月寒アンパンとロバパンてどんなパンなのですか?
知りたく成りました。

A)
まずは月寒あんぱん
パンのようでパンではない、なかはこし餡。
ごま油、ごま、クルミなどが入っていない和風月餅ですね。

そしてロバパン
調べたらビックリ!
もう潰れていると思ったら、まだありました。

創業90年。
昭和の頃は、ロバの車でやってきました。
「一日一食パンになれましょう」の看板を掲げて、来ると人だかりになりました。
代表的なパンが「豆パン」で、北海道の人は、皆知っていると思います。

友人が京都にもあると・・・
ロバのパン屋の名前で。

2022年12月11日 12:06 | 雅蘭洞英齋居士

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