昼日中
寒梅や山里の湯に昼日中。
そんな句を読んで、フフンと思った。昼日中といえば、まっぴるま。「昼日中から・・・」。正しい行ないには使われないはず(たぶん)。
ところが、この昼日中のもつ「後ろめたさ」「申し訳なさ」「罪悪感」を押しやってしまうというのは、実に心地がいい。
椎名誠の古いエッセイで「全国のおとっつぁん、暑い中、お仕事ご苦労様です」と、四万十川のせせらぎにデイレクターチェアを出して座り、ビーチサンダルの足を解放して、缶ビール片手に好きな本を読むという、夏の至極の幸せを独り占めにしている様子を、綴っていたのを思い出した。
梅の香りを嗅ぎながらの露天風呂、これくらいなら、いいだろう〜昼日中。
2023年2月16日 16:08 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
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