在りし日


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あちこちで建物が壊され、新しいビルやマンションが建つ。ここにあったビルの一室を約20年、借りていた。日増しに外側のフェンスが、少しずつ低くなる。たいした音も立てずに、建物はコンクリートの塊となって外に運びだされていく。

信号待ちのわずかの間に、8階のベランダから眺めた、富士山、神宮外苑の花火、そして夕焼けを思い出した。新しい建物ができると、この記憶も薄らいでいくのだろうか。

コメント

とっても寂しい気持ちになりますね。
都会の景色が変わってしまうのも、自然の木々が切られる様子も。
『そのままでいて…』と心の中で言ってしまうのです。

A)
日本中、当たり前の日常となってしまいました。
変えていくことが、変わることのない日本の日常でしょうか。

神宮の森が、明治神宮とM不動産によって変貌させられます。
多くの木が切られてゆきます。


2023年4月 3日 01:16 | ゆみゆみ

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