銀座百点


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珍しい小冊子を貰った。銀座百点。歴史のあるタウン誌で、創刊は1955年(昭和30年)。この表紙を見てすぐに思い浮かべたのは、向田邦子さんだった。脚本家、作歌として活躍される前、この冊子に書いていた「父の詫び状」が、後に出版され、テレビドラマとなった。

その後、池波正太郎の「銀座日記」、和田誠「銀座界隈ドキドキの日々」など、ベストセラーがたくさん生まれた。いまならSNSが発表の場となり、作歌としてデビューしていくのだろうか。

実力さえあれば、いずれ人の目に止まるわけだが、連載小説を小さなタウン誌で読めるという幸せな時代があったのだ。現在も100社以上の店舗と全国4000人以上の愛読者が、この小さな冊子を支えている。

コメント

「現在も100社以上… 4000人以上…」
そうなのですね。頭が下がります。

シンプルな表紙、いいですね~

A)
銀座のどこかのお店で貰えるらしいです。
文化の分かるパトロンたちが居る街って、いい街に決まってます。

2023年5月25日 19:07 | ゆみゆみ

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