ハルゼミ
この写真を見ていると、ハルゼミの声が聴こえてくる。涼やかで、ひと呼吸を入れてから、透き通るような声で、カラマツの森に静けさを広げる。初夏、一番待ち遠しい音色だ。
子供の頃、こんなに早い時期から鳴くセミがいるんだと、感心したことをよく覚えているのだから、ハルゼミへの想いは随分と長い。
自然の中に身を置いていると、世の中、難しいことはないのでは、と思えてくる。
こんな歌を詠んだ。
静けさにも
深さが
あるのだろうか
カラマツの森の奥から
ハルゼミの声
2023年6月21日 16:18 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
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