常念岳
松本市街から歩く(登る)と約一時間、市民の公園として人気のアルプス公園に行った。低い雲が切れて、遠くにアルプの山々が見えた。その中でひときわ峻烈な頂を誇っている山があった。
確信は持てなかったが、たぶん常念岳だろう。冬はこんなに美しくなるんだ・・・。昔、燕岳から大天井岳(オテンショウダケ)を抜けて常念岳を登った。表銀座と呼ばれるこのコースはいつも人気で、槍や穂高が間近に見える。誰もがその勇姿を見ると、次は槍、穂高を目指したくなるはずだ。
夏の暑い日で、汗を吹きながらアルプスの山々をしばらく眺めていた。槍の姿とお別れするのは、辛いもので、何度も振り返りながら山を下りた。
下山後、穂高駅近くの店で食べた馬刺の美味さを思い出した。腹を空かしてフラフラになって下りてきたのだから、たぶん何を口にしても美味かったのかもしれない。
登ってきた山を眺めると、想い出まで見えてくるのは、その頃、山以外何も見えていなかったからだろうと思う。
2024年1月24日 17:29 | カテゴリー: 歩キ眼デス4
コメント
『どこか美しい山の外国』かと思ってしまいました。
これまでの、よい想いでがたくさんありそうですね~
これからもぜひ楽しまれますように(^^)
A)
これからは、良い想い出を残していきたいですね。
イヤな思い出は、万華鏡の中に入れましょう〜♬
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2024年1月25日 15:43 | ゆみゆみ
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