醍醐寺・三宝院表書院の襖絵
春になると、雪で覆われていた樹々の廻りが丸く解けていく。それを「根開き(ねびらき)」と云うが、この襖の笹の廻りも雪が解けている。
つまり早春の風景だろう。よく見ると左下の笹では、雪が弾けている。止まっていた鳥が飛び立ったのか、陽春によって雪が落ちたのか、その一瞬を見事に捉えている。
そして襖の「引手」のデザインが凄い。真ん中の菊の紋は天皇家を現し、廻りに施されている五七の霧は、天皇家から授かった豊臣秀吉の家紋。贅を尽くした当時の秀吉の力を象徴している。
2026年3月 2日 17:14
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カテゴリー:
歩キ眼デス4
コメント
どう見ても、(桜もですけども)実物の雪に見えてしまって、、
おみごと過ぎです。
繊細な家紋も説得力を感じます。
A)
職人の技が素晴らしいです。
古い日本の家屋で発見するのは、彼らの繊細な技。
私たちが失ってきた多くを感じずにはいられません。
2026年3月 2日 23:27 | ゆみゆみ
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