和のよそおい



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春は名のみの〜風の寒さや〜♬、今日は暦の上では、二十四節の啓蟄に当たる日だというの、この雨と寒さ。早春賦の歌詞が沁みてきます。暖かさが訪れた週末、山種美術館の企画展「和のよそおい」を観てきました。「和のよそおい」なので和服のたしなみがテーマなのかな〜と思ったら、なんとなんと、華やかな和服女性の作品ばかりで思わず頬が緩みました。伊東深水、上村松園、鏑木清方らの美人画が約60点。浮世絵や近・現代の日本画・洋画など、艶やかな色彩の作品が並びます。舞妓や初々しい娘、そして若妻らが、伝統的な着物や帯と、そして独特な髪形には髪飾りを身につけ、和装のもつ美しさと日本女性の魅力を余すところなく伝えていました。小倉遊亀や片岡球子の力強い作品と比較するのも面白いですよ。

・山種美術館「和のよそおいー松園・清方・深水ー」3月25日(日)まで。



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土牛の作品も


コメント

日本女性の傳統的な着物姿は本當に美しいですね。
時々西洋人の女性が着物を着て居ますが、矢張り髪は烏の濡羽色と言ふか、緑の黒髪に黒い眼で無いと何となくしっくり來ない、と感じるのは老生の偏見でせうか?
確かに着物は活動的では無いので、動作も自然にゆっくりしとやかになって、慌しい現代の生活には向かないでせう。昔風の老生の母は一生着物で通してました。勿論、戰の時代には「もんぺ」や、夏は「アッパッパ」と言ふのを着ましたが、西洋の服は一度も着た事はありませんでした。
着物はKIMONOと言ふ國際語になって海外の辭書にも載って居るのですから、皇后だけで無く天皇も着るべきです。尤もあの猫背じゃぁ樣になりませんがね。

A)
和服姿の女性は、華やかさがあって良いですねえ〜。
ついつい、目がいってしまいます (^^;)

しかし昨今の成人式ですが、着物姿の女の子を見ていると、
思わず落胆、憤慨、激怒・・・。
あの奔放さ加減は、文化への犯罪です。
情けなくなります。

浴衣であれば、並んでもまだバランスがとれますが
艶やかな和服では、もうかないません(^^;

2012年3月 5日 15:22 | 雅蘭洞英齋居士

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