ワルナスビ(悪茄子)
なにか見てくれが良くないヤツだなあと、散歩の度に思っていましたが、ここまで厄介なヤツだとは思いませんでした。名前をつけたのが植物学者の牧野富太郎博士。博士は明治39年に千葉県成田市の御料牧場で、これを見つけ「ワルナスビ」と命名しました。まあこいつの悪さ加減は凄まじい。
ウィキペディアにはこうあります。
茎や葉に鋭いとげが多いうえ、垂直および水平に広がる地下茎および、牛糞などに混じる種子でよく繁殖し、除草剤も効きにくく、一度生えると駆除しにくい。耕耘機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう始末の悪さである。和名の「ワルナスビ」は、このような性質により付けられた。
花は白または淡青色でナスやジャガイモに似ており春から秋まで咲き続ける。果実は球形で黄色く熟しトマトに似ている。しかし、全草がソラニンを含み有毒であるため、家畜が食べると場合によっては中毒死することがある。英語でも"Apple of Sodom"(ソドムのリンゴ)、"Devil's tomato" (悪魔のトマト)などという悪名でも呼ばれている。
さらに
鋭い刺や毒を有するため、家畜に被害を与え、作物の品質を低下させる。また、ナスやジャガイモなどの作物の害虫であるニジュウヤホシテントウの温床ともなる。外来生物法により要注意外来生物に指定されている。
人間だと、どんなタイプだろう。こんな凄いヤツに近づいてほしくないなあ。
2012年7月25日 13:52 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
すごい植物ですね!!!
どうしようもないほど、ワルで強くて。
この強さだけ、何千分の一か分けて頂きたい!?(^^ゞ
A)
この執念深さというか、狙われたら逃げようがないね。
植物界のエイリアン!(*_*;
ジワジワと迫り来る、放射能みたいヤツだ。
2012年7月25日 18:26 | 撫子
凄い名前をつけられたものですね!
霞が関あたりにも 似たような名前をつけられそうな
「ワル」が一杯いそうじゃあないでしょうか?
A)
一富士、二鷹、三なすび
良い喩えに入っている「なすび」なんですけどね〜
これから目にすることが多くなると思います (^_-)
2012年7月25日 20:15 | おかいこさん
マフィアか暴力團の様な奴ですね。初めて知りました。何時もこのブログでは植物學の勉強をさせて頂いて居るのですが、ナスビと言ふからには茄子の様な實が成るのですか?
惡を根絶やしにするには、ブラジルの様に警察がマフィアとの間で惡を全滅させる様な戰爭をしなければ治安は回復しませんね。
日本の様な生温い刑法では惡は滅びっこ有りませんよ。
A)
ブラジルは、オリンピックを視野に置いているのでかなり厳しくなっているようですね。
しかし神様は、よくこんな凄い植物を作ったものです。
痛い、マズい、危ない、増える・・・。
爆弾で破壊してもまた増えるんですから、まさにサイボーグです。
実は黄色い小さながいくつか出来るようです。
もちろん食べられません (・・;)
2012年7月25日 21:07 | 雅蘭洞英齋居士
すっごいの見つけたねぇ〜!
どこに生えてるの?
駆除じゃ、駆除!!!!!
A)
すでに3カ所あり。
きっと猛烈に増えるのではないかな。
ミナガヒナゲシもここ数年で、勢力を広げているが
ワルナスビ組が戦いを挑みそうだ。
自治体は予算がなくて、植木の剪定もママならず。
ハゴロモジャスミンの徒長枝が伸びすぎて、緑道の幅を狭めている。
いずれ、ニッポンは植物も帰化系に覆われるかもしれない〜
2012年7月26日 05:10 | 権之助
枝についてるトゲが、なんとも「ワル」な感じですね。
バラのように美しいものにトゲがあるのは
まだ許せる気もしますが、こやつ、たいして美しくもないのに……
A)
ふふふ・・・。
まあそんなことを〜言って良いのでしょうか(^^♪
でも美しければ、血を流してもかまわないという
殿方は、いそうですね(^^;
2012年7月28日 05:07 | 青山美佳
コメントの投稿