カモメ
海の上はなぜこんなに気分がいいのだろう。気持ちの良い風を受けながら、変わる景色を見ていると、山屋の癖で富士山を探したり、房総半島や横浜方面を確認して、舟の位置を俯瞰から想像している。
一羽のカモメがやってきた。餌を求めてきたに違いない。以前松島では、手からエビセンを与えたが、今日は何も持っていない。手だけを差し伸べてカモメを呼ぶが、利口だから一定距離以上は近づかない。
カモメを追いかけていると、足元がぐらつく。側までやってきて20メートルほど上昇すると、爆撃機が降下するときのように、美しい横滑りのラインを海面に向かって描く。それを何度も繰り返し見ていると、平衡感覚が失なわれていく。浮遊感は脳を痺れさせ、別世界にいることを体感させてくれる。そろそろ追うのを止めた頃、カモメも方向を変えて遠離っていった。
良いなあ〜恋人同士。羽田に向かう飛行機が真上を横切っていく
2012年9月10日 13:29 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
私は夜の東京湾納涼船には、何度か乗ったことがありますが(浴衣で2時間くらい、飲み放題!夜風と夜景が美しいの!)朝や昼も、青空独り占めみたいで、いいですね。気持ちよさそう!
🎵カモメが 飛んだ~
あなたは 一人で 生きられるのね~
と歌っていたら、幸せそうなカップルの写真。いいなぁ~
A)
船はちょっと小さめで「東京ヴァンテアンクルーズ」とありました。
船内にはカタカナ名の豪華な客室があるようですが
格安のデッキのみのチケットでした。
夕景が美しくなると、船内からほとんどの人がデッキに〜!
その景色はアシタノココロだ〜!
カモメのジョナサンを思い出しました(^^;
2012年9月10日 15:53 | かに
「かもめ」と聞くと僕は直ぐダミアの唄った「かもめ」と言ふシャンソンを想ひ出します。
「かもめ」は海で死んだ船乗りの魂なのだ、と言ふ1904年の古いシャンソンで、リュシアン・ボワイエと言ふ人の作詞・作曲で、ロートレックの友人の眞っ赤なマフラーを巻いて黒マントに黒い縁の帽子を被ったアリスティード・ブリュアンが唄った、とても良い歌ですが、日本でも元氣な頃の金子由香利さんや、花田和子さんが唄って居ました。
老生も2004年に創唱から100年を記念して、或小さなシャンソニエでリサイタルを開いた時に、歌の中の一曲にこの歌を選んで唄った事が有ります。
A)
アリスティード・ブリュアンのアートポスターは、よく見かけますね。
真っ赤なマフラーが印象的です。
まあ、リサイタルなんて〜と思いましたが
先日のピアノ演奏の横で歌われていたシャンソンが
素敵だったので、物悲しい「カモメ」の歌をイメージしました。
シャンソンは無理なので
歌は歌でも、五行歌で頑張るしかないかな〜♬ (^^;)
2012年9月10日 16:12 | 雅蘭洞英齋居士
今回は船に乗ってのお出かけだったのですね。
素敵な写真をありがとうございます。
山がの暮らしが多いせいか、やはり海の景色は大好きです。
湾のせいか波は穏やかに見えていますね。
海底に悪魔が澱んで居るなどとは想像も付かない平常の海を眺めていると
狭い心が開かれて行く感じで海の眺めは良いものです。
カモメの飛び交う様子を想像していたら
「カモメの水平さん」の歌が浮かんできます。
次の五行歌は海&カモメかしら。楽しみにしております!(^^)!
A)
海からの写真は、初めてかもしれません。
山頂から眺める景色と同じで、広くて気持ち良いです。
しかし海は・・・。
そうなんです。
この湾の底にセシウム他の放射性物質が沈殿しています。
信濃川に集められたセシウムは日本海に流れ、高い数値を検出!
むしろ荒川河口よりも多いと今朝の新聞にありました。
もう地域で魚を選ぶことは、難しいのかもしれませんね・・・。
2012年9月11日 11:31 | tama
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