マーラー「巨人」



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始まる前のロビーコンサートの風景



昨日は「世田谷フィル」の定期演奏会だった。正しい名称は「世田谷フィルハーモニー管弦楽団 」。ここのPRの仕事をお手伝いして、もう10年あまりになる。演奏会のプログラムはハイドンとマーラーで、いずれも交響曲だった。前半のハイドンの「時計」は弦楽器中心の軽快な旋律で30分の演奏。休憩後がマーラー。マーラーについては難解な曲のイメージをもっていたので、昨日の「巨人」が意外に明るく若々しい曲だったので、驚いた。どの楽章でもそれぞれの楽器のソロが入るので、各パートの演奏者は緊張したのではないかと思った。第一楽章から全ての楽器が次々に奏でられ、第四楽章に入ると、打楽器が圧巻となる。シンバルの一撃で始まり、ヴァイオリンによる息の長い美しい旋律の後、ティンパニの連打、トランペット、ホルンが高らかに響き、主旋律が繰り返されてフィナーレ。最後は大太鼓も加わり、観衆の声が聞こえてくるような勝利に満ちた演奏となって終結。観客からは、拍手が鳴り止まなかった。


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