フォレストガンプ
風のなか、アササンしていたら、白い花びらのようなものがゆっくりと降りてきた。それが羽毛だと分かったのは、浮遊している時間があまりにも長かったからだ。掌に乗せると重さの感覚がない。鳩の羽だろうか。映画のオープニングシーンを思い出した。フォレストガンプだ。フワフワと降りてきた羽が、無欲の主人公(トム・ハンクス)をさまざまな出会いに導き、思いがけない体験をさせていく演出に使われていた。
人生というものは羽のようなものだと、その映画は伝えたかったのだろうか。どこへ行くのか分からないが、こうして誰かの掌に届いていくものもある。つまり一期一会。羽は手を離れて、神田川を旅していった。
2012年9月28日 11:32 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
面白い寫眞ですね。
フォレストガンプを想ひ出された由に御座居ますが、浅草生まれの小生は田谷力三を想ひ出しました。浅草でオペラを唄って居た人です。
戰後は銀座のクラブで唄って居て、小柄な體に黒いマントをヒラヒラさせて電通通りで、良く合ひました。何の唄を想ひ出したかと言ふと、もうお分かりですね。リゴレットの「女心の唄」です。
風の中の 羽根の様に いつも變る おんなごころ
La donna e mobile, qual piuma al vento, muta d'accento e di pensiero.・・・・・
A)
面白いですね。それぞれ、思い出すシーンが違って。
田谷力三は、知っていました。凄い声量のおじさんだなあ〜と・・・。
その方に会っているなんて。それも銀座のクラブ!
羽のような女心に煽られて、一期一会が続いたんですね〜 (^_☆)
2012年9月28日 13:36 | 雅蘭洞英齋居士
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