北岳(2)
北岳山頂付近の草紅葉が美しい
樹林帯を抜けると、大樺沢という広い沢道に出る。夏なら、色とりどりの花が谷一帯を埋め尽くしているはずだ。右手には北岳の岩壁が、圧倒的な迫力でせり上がっている。北岳バッドレスだ。果たしてあのてっぺんに立てるのだろうか、と高所恐怖症の症状がチラチラと頭をもたげるが、目の前の大樺沢を一歩一歩進むと、確実に高度を上げている事が分かる。振り返ると鳳凰三山がどんどん低くなっていくからだ。二股という分岐点まで到着。小休止だ。出発からほぼ三時間。そこから次の八本歯のコル(名前からして怖い)まで二時間。そこからさらに一時間、20くらいのハシゴを登って北岳の尾根(吊尾根分岐)に出る。そこにリュックを置いて、頂上を目指した。
二股付近から振り返ると鳳凰三山。登るにつれ低くなっていく
ここから二時間登れば、遥か先の八本歯のコルに着く〜
突然、八本歯のコル付近から帯状の雲が現れる
高度を稼ぐ、うんざりするほどのハシゴが続く
お〜遂に到着!吊尾根まで来た!
2012年10月16日 12:12 | カテゴリー: 歩キ眼デス
コメント
北岳山頂付近の写真とても綺麗ですね。
本当にお天気が良くて良かったです。
高所恐怖症の方が20もの梯子を登られたとは不思議な感じもしますが、怖さを忘れさせるほど、よほどお山に魅力が有るのでしょうね(*_*)
6月~8月頃はお花が一杯咲いているように書いてありますが
雨が多い時期ですから危ないですね。
お泊りは山荘ですか?それともテントでだったのですか?
A)
今年の山旅では、一番のお天気でした。
山頂に着くと、かつて登った山々が現れて来ますが、それは明日に〜
泊まりは北岳山荘という小屋です。
テントは持つ体力が、もうありません。
若い人たちは、60〜80リットルのリュックをパンパンに脹らませて担いでいました。
驚くばかりです。
雪が何度か降って、融けていました。
山頂付近の朝晩は、氷点下です。
花は、僅かですが2000メートル辺りに咲いていました。
2012年10月16日 16:20 | tama
お帰り〜!
良く出来たハシゴだね。山を守る意味もありそうだ。
こんなのを見ると、手軽に行けそうだと軽装備で入山し、
あげくに滑落事故なんてありそうだ!
この雲は飛行機雲、中国、韓国便あたりかな?
山荘の夕飯はなんだったのかな?明日に期待!!!
A)
このハシゴは、高度を一気に稼いでくれるのだけど
いくつも繰り返されると、もう勘弁してくれ〜となる。
風雨の強い日は、キツいだろうね。
とにかく下を見ないで登る。
やはり飛行機雲なんだろうか。すぐ下から上がってくるのだが。
晩飯〜
実は、睡眠不足と疲れで眠ってしまい、宿の人に起こされて、慌てて食べた。
ゆっくりビールなんぞ飲んで、楽しみたかったのに・・・(^^;
夕食は、白身魚の中華風ムニエル、サラダ、肉じゃが、魚の佃、牛の大和煮
、お新香、オレンジでした。
そしてご飯、味噌汁食べ放題!どうだ!
2012年10月16日 17:51 | 権之助
コメントの投稿