北岳(3)


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誰もがご機嫌になってしまう、3,193メートルの山頂


吊尾根から20分、リュックを置いて空身になったにもかかわらず、息が上がりカラダが重い。気持は頂上へと向かうが、疲労と酸欠でカラダがなかなか進まない。それでも一歩ずつ、喜びを噛みしめながら登る。頂上直下で、やはり息が上がっているOさんを待つ。ここまで来たら、一緒にゴールするのだ。標識が見えて、ヨイショと山頂に立つ。気分が一気に高まる。紺碧の空、360度の展望に、かつて登った山々が見える。遠くは北アルプスの槍ヶ岳、そして大キレットまで。ここまでの道のりをもう忘れてた。ただただ、ため息!



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指さなくたって分かるよ!


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山体が白い花崗岩からなる、南アルプスの貴公子「甲斐駒ヶ岳」


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こちらは南アルプスの貴婦人といわれる「仙丈ヶ岳」


日本の高い山のトップ5は富士山の3,776メートル、そして北岳(3,193)、奥穂岳(3,190)、間ノ岳(3,189)、槍ヶ岳(3,180)と続く。今回の山旅の北岳と間ノ岳を入れると、トップ5を制したことになる。頂から見えるどの山にも懐かしい思い出があり、それを一つひとつ噛みしめるのは、至福の時間となった。



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宿泊する北岳山荘が尾根上に見える。遠くには間ノ岳


コメント

3193随分高くまで登られましたですね。
登頂おめでとうございます。

写真で見ると凄い急斜面ですね。
息子もこんな趣味を持っていたら良かったのにと
思うこの頃です。

山荘の食料はどのようにして運ばれるのでしょうかね。
少しばかりおすそ分け頂いたよな写真有難うございました_(._.)_

A)
この時期に登る人たちは、上級者が多いことがわかりました。
登りも下りもスピードがあり、なかには日帰りする人もいます。
膝腰にこないのでしょうか〜、若さが羨ましいです。
こちらは、6時間半あまり・・・。バテました。

息子さんはどんな趣味をお持ちだったんでしょうか。
今度お話聞かせてください。

ここへの荷物は全てヘリでの荷揚げです。
トイレは水洗、洋式で、流す水は、浄化して何度も使用していました。

山小屋も進化しています。


2012年10月17日 13:49 | tama

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